西宮ライフスキル研究会

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「傾聴はカウンセリングのゴール!」

投稿者:おっちー

 今日は、あっちゃんと兵庫県カウンセリング協会の記念講演に行ってきました。

 明治大学の諸富祥彦先生が、「傾聴はなんのために~ほんものの傾聴とは何かをロジャーズに帰って考える~」という題で話されました。

 諸富先生の本は、思わず買ってしまうファンの1人です。お話は、ハイテンションで、しかも深い内容です。最前列の席に座ったら、「そこのピンクちゃん、上がって。」と、始めのワークのモデルに指名されてステージへ。グレーにちょっとピンクのアーガイル柄が入ったセーターを着ていたのです。気の効いたことは言えませんでしたが、とりあえず役目を果たしました。

 カウンセリングは、人生相談と違って、「クライエントが、自分の心の声を聞いて自己決定することだ。」と述べられました。(ライフスキルでいう意思決定スキルですね。)

 そこで、どういうカウンセリングが、ほんものかということですが、頭で理解するだけでなく・・・「(胃のあたりを手でさすりながら)ここで傾聴するということなのです。」と何度も力説されました。内臓的経験・フェルトセンス・フォーカシングと一緒だと言われました。つまり、カウンセラー自身が、本気で生きて自分の内側に触れて傾聴すると、クライエントは、本気で自分の内側に入り、自分の内側の声が聞きたくなるということでした。

 学級担任という日々の仕事を振り返っても、重なる部分が多く、納得できる講演でした。本気で子ども達の話を聴くようにしなければ!!!と、思いました。

 ちなみに、相談にきても効果がない3つのパターンを教えていただきました。①ずっとしゃべり続ける人②頭でっかちのアナリスト型(分析型)③激しい感情型の方は、気づき・変化・成長がないそうです。頭でっかちに考えるのではなく、頭と腹の自己一致のある内臓的経験型の方は、自己決定にたどりつけるのだそうです。それをお手伝いするのが、カウンセラーです。

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