西宮ライフスキル研究会

ブログ

武庫川探検

投稿者:よっしん
武庫川源流画像

子どもたちの自然体験と理科学習を兼ねて、6月下旬に武庫川を上流から河口までバスで下ります。途中何ヵ所か川原に下りて、水質検査や地質調査なども行います。時間があれば指標生物の種類を調べることも楽しい学習です。

今日は、その下見に出かけました。全長約66kmの武庫川の源流は、なんと篠山盆地の中にあります。この盆地は、武庫川以外にも、加古川や、日本海に注ぐ由良川の支流や保津川に注ぐ支流の分水界になっている珍しい盆地です。

丹南町を流れる付近は源流域ですが、農業用水路です。

ところがJR福知山線の道場駅を過ぎると、流れは中流域に入っているのにもかかわらず、上流のようなV字型の深い谷が蛇行しながら生瀬まで続いています。武庫川渓谷の入口には、鎌倉峡や百丈岩などの巨岩が聳えています。

そして、下流の百間樋(約180m)のある段上町辺りから甲武橋に向かって流れています。ここは、私が子どもの頃、よく泳いだ所です。たくさんのホタルと遊んだ楽しい思い出のある場所でもあります。

そして、流れは、大阪湾の中でも数少ない干潟の一つである甲子園浜へとむかいます。

政治の中心地が難波や大和にあった頃、向こうにある大きな川を人々は、「むこう川」と呼んだそうです。有馬温泉に向かう人々が、向こうの方に満々と水をたたる武庫川を眺めていたのでしょう。

武庫川画像

六甲山(六:ム・甲:コウ)も武庫山からその名がついたと言われています。

子どもたちが、自然の不思議や古代のロマンにしばし浸ってくれることを願いながら、夜道を学校に戻ってきました。

にほんブログ村 子育てブログへ