西宮ライフスキル研究会

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閉鎖的な中学校に怒りが沸いてきます

投稿者:かっしー

 4月からずっと関わっている中学生の女の子がいます。

彼女はいじめにあい自分の存在価値を見失い、いつ自殺をしてもおかしくない状態にあります。

私のところに来た当初は「いじめの事実を誰にも言えない。先生にも親にも絶対に言えない」と頑ななまでに言い続けていました。

毎日、苦しみを綴ったメールを私に送り、最後にはいつも「ごめんね。先生。こんな話ばかりでごめんね」と謝る優しい子です。

私との関わりの中で、ようやく親に今の状況を話す決意を固めてくれて、先日、私が彼女の自宅へ行き、母親に今の彼女の状態を全て話しました。お母さんは薄々娘の状況を察しておられたのですが、聴いても何も話してくれなかったので心配していたということでした。

初めて娘の辛い状況を知って、ショックを受け、このままでは娘の命が危ないと学校側へ話し合いの場を設けてもらうよう連絡をしました。

母と娘の2人家族で、頼れる親戚もいない母親は、学校側との話し合いに自分1人では心細いと私の同席を希望しました。彼女の現状を一番知っているのが私です、同席は当然だと思いました。学校側へ私が同席することを母親が連絡すると、中学校側は私の同席を本校の学校長を通し拒否してきたのです。

中学校からその連絡を受けた母親と子どもから泣きながら電話がかかってきました。しかし、もう私にはどうすることもできません。

「お母さん。大丈夫。学校に抗議に行くわけではないでしょ。どうしたらいいか相談に行くのだから、お母さんの娘への思いや辛い気持ちをきちんと話せば伝わるよ」そう言って励ますしかできませんでした。

閉鎖的な中学校の体質に怒りがこみ上げ、やるせない気持ちで一杯です。

今まさに話し合いの真っ最中です。終わったら報告の電話が来るはずです。

どうかその声が安堵と期待で弾んでいますようにと祈るばかりです。

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