今日は、2学期2日目、夏休み発表会をしました。
①夏休みの報告1分間スピーチ②研究発表③図工作品発表
楽しかったのは、三重に行って野生のリスをみたという○○君の話。リスの大きさを聞いたら、両手を50センチほども広げるのです。「いたちやろ」「たぬきの大きさでしょう」とみんなで突っ込みをいれて、本人もみんなも大笑い!!
給食。今日は1班と会食しました。ゲームの友コレ(友達コレクション)を一生懸命話す□□君。仮想の話なのですが、「△△さんは、恋人がたくさんいるんだ!10人くらい。だから、その分他の人に恋人がいないんだ」仮想とはいえ、恋人やら結婚やら・・・現実感がないだけに、ナンセンスすぎてみんなで大笑いしてしまいました。
学校には、素敵なドラマがあります。
さて、家に帰ると、NHK教育に篠沢秀夫先生が出ていらっしゃいました。学習院大学仏文科の教授で、クイズダービーに出ていらした黒ぶちめがねの先生です。ALSで、気管切開なさっていました。
筆談での取材でした。
先生は、「自分とは何者なのか」を求めていて、冒頭のブランシェの言葉に出遭われたそうです。そして・・・
「人生とは、死を抱えて生きること、それを認識して、好きなことをやること」
「書くことは自己確認」、それで、今は執筆活動を最も大切になさっているとのことでした。
「つらいと思えばすべてがつらくなる。そうなったら、その姿を受け入れて、先の事ではなく、今のことを考える」のだと書かれました。それがまた、説得力のある字と文面なのです。
「一歩一歩前進、その気持ちで生きる。・・・戦う自分の体」
篠沢先生のお宅は、本でいっぱいでした。
実は、30年も前に学習院仏文科を受験しました。破れましたが。ああ、私は篠沢教授にあこがれていたんだったと、思い出しました。クイズダービーでは、大橋巨泉さんにいじられてばかりでしたが、今日見た篠沢教授の知的な凛とした姿に、私は見る目があったんだと思っちゃいました。
亡き母は、「学習院は、願書に家の年収を書かせたからダメだったんだ」と、少し憤慨して言ってくれました。地元大学の教育学部が第一志望だった私にとっては、記念受験でした。
『ライフスキル』の本に「ミミントメモリ」という言葉が入っています。カトリックで使われる言葉で、”死を意識して生きること”というような意味です。生きることの尊さやありがたさ、すばらしさ、そして不思議さは、そんな意識の中でこそ迫ってくるのです。本当です。