西宮ライフスキル研究会

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放課後の過ごし方と約束事 → 友達関係

投稿者:おっちー

3連休ですね。ゆったりすごしています。

金曜日は、4年生合同の音楽参観と学年懇談会でした。

音楽専科のM先生から「音楽にジャージは似合いません」との助言を受けて、4年生担任は、黒を基調の服装で臨みました。

子どもたちは、情感豊かに合唱や合奏をしたり、親子で演奏したり、素晴らしい音楽参観でした。音楽の力は、すごいですね。

学年懇談会は、PTA主催で、司会は保護者のお父さんがしてくださいました。

始めに、「パッカー車の体験学習」や「児童会の楽しく遊ぼう会」等、撮りためた写真をスライドショーで見ていただきました。

そして、懇談。テーマは、「放課後の過ごし方と約束事」でした。

話が進むうちに、話の中心は、「友達関係」になっていきました。

親としてどう関わっていけばいいのか・・・。

今は、大学生でも友達作りができなくて、トイレの個室で一人昼食をすませたり、退学してしまったりするそうです。また、友達を求めて集まるのですが、健全な友達関係を結べずにいじめのような「いじり」になっていたり、ネットでのいじめなど、「友達地獄」とも言われる状態があります。

あるお母さんが、「自分も友達と言えるのは、一人ほど」という発言を受けて、友だち作りを急がないで、コーチングの質問力を生かすことや、よい聴き手になって、受容・傾聴・共感することをお勧めしました。

コミュニケーションは、体験あってこそ身についていくものです。関わりの中から模索しながら折り合いをつけながら、身に付くものです。

おおらかな後方支援がいいと思います。

トラブルがあって、大人がすぐに出てしまうと、子どもの学ぶ機会が失われます。関わりが少ないと言われるこの頃ですから、「ピンチはチャンス!」です。

哲学者の永井均さんは、ともだちはいなくていいのだ、と言いきっています。そして、ひとりで遊べる人こそが友だちを持てるのだ、と。ひとりを恐れないでほしいのです。

師匠の國分康孝先生は、「本音の交流・ありたいような自分でいること」をいつもおっしゃっています。「友達作り」に無理をしないで、「自分作り」をしているうちに、気が付いたら友達がいた・・・というものではないでしょうか。

とはいえ、集団づくりが難しい時代です。ライフスキルやピア・サポート活動や毎日の関わりを通して、私も後方支援に努めます。NEC_0165

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