西宮ライフスキル研究会

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今年度もピア・サポートをします!

投稿者:おっちー

人間は「関係」のなかでしか存在できません。だが、今の日本では不介入が美徳になっている。関係を敬遠し、格差によって社会が二つに分かれると、社会全体で助け合いの合意ができない。

「社会人になるとはどういうことか」・・・(略)・・・お金を稼ぐことばかりが社会人ではない。異なる意見を持つ人とのつながり、関係を築くことが社会人の到達点です。

      ~「豊かさとは何か」著者の暉峻淑子さん~

今朝の朝日新聞「くらし考」の欄に出ていました。

只今、運動会の練習の真っ最中です。団体競技の練習をしていると、うまくいかないことがあります。すると、「○○さんが、いるから・・・」などの個人攻撃を耳にすることがあります。もちろん即、指導に入ります。

ピンチは、チャンス!!

ピア・サポート活動を学年で、先週から始めました。NEC_0200

第一回「出会いと協力」。まず、仲間を支えることの意義を伝えました。

ピア・サポートは、「仲間を支える」こと。目的は、自分達で「思いやりのある学校」を作ることです。人を支えることは、うれしいこと。自分も支えられることがあって、安心できます。いじめのない居心地のいい学校しよう、という話をします。

でも、人と人との関わりで思いがけず、傷ついたり傷つけたりがあったり、思いが伝わらなかったり、などうまくいかないことが多々あります。そのため、トレーニングすることからピア・サポート活動は始まるのです。

①ひたすらじゃんけん→おあいこじゃんけん→②バースディライン→③カモーン→④絵しりとり→シェアリング

これで、45分。教育実習のW先生も入っていただきました。幼稚園への就職が決まっていて、「幼稚園でもできますね!」とのこと。はい。保護者会でも!

枠組みやルールがある活動なので、構成的グループエンカウンターのようです。安心して、楽しんで関わり合いながらできます。笑顔がいっぱいのワークショップした。

人それぞれ違う力を持つ子ども達が集まる学校は、優劣を比べたり競い合う場ではなく、違いを認め合って高め合う場だと伝える必要があります。そして、支え合う関係が築ければば、学校はパラダイスのような場になるのではないでしょうか。

龍馬伝かぶれの私は、「ピア・サポートの概念で、日本を変えることができるのでは」と、密かに密かに密か~に考えているのです。

今年度は、4年生をピアチューターにしたいのです。仲間の学習を支える活動ができないものかと・・・。 

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