西宮ライフスキル研究会

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慣れない松葉杖に悪戦苦闘

投稿者:かっしー

 昨晩は無事福知山市立六人部中学校での講演を終えることができました。

平日の夜というのに、PTAの方、地域の方、先生方。たくさんの方々にお集まり頂きました。

まずは、事故の経緯をお話し「階段を転げ落ちながらもここへ来る事ばかり考えていました。無事に来ることができてホッとしています」とお伝えしました。

講演のあと一人の男性教諭が「今までたくさんの講演を聴いてきましたが、今日のお話が一番よくわかりました」と声をかけてくださいました。「そう言って頂けて、今日、うかがったかいがありました!!」とお答えしました。

体育館の会場作り、心のこもったおもてなし。参加された皆さんの真っ直ぐな視線。そして最高の笑顔。

素晴らしい出会いでした。ありがとうございました。

 そして、今日は、松葉杖をついての初めての登校です。

子どもたちや同僚が「えっ?加島先生?どうしたん?骨折?」と一様に驚きの顔で迎えてくれました。

子どもからの「保健の先生が怪我したらあかんやん」と一番言われたくない言葉がぐさりと胸に突き刺さります。確かにその通り。いつも「元気でね~。気をつけてね~」と声をかけている私がこんな姿では返す言葉もありません。

でも、一人の男の子が「ちがうやん。先生は、僕らが怪我をしたらどんなに辛いかを体験しようとわざと怪我したんやんなぁ」と言ってくれ、私も「そうやでぇ。これもすべて先生に必要な体験やねん。保健の先生は何でも体験しとかなあかんねん。ほんまは辛いねんけどな」と応えました。すると、周りにいた低学年の子どもたちが「へぇ。たいへんやなぁ。でも先生。はよう、なおしてね」と優しい言葉をかけてくれました。

また、松葉杖生活が約1ヶ月になる6年生の女の子が嬉しそうに傍に寄って来て「先生。一緒やね。階段の下り方わかる?教えてあげる」と言って、階段の上手な降り方を教えてくれました。

「先生。荷物、もったろか?」と寄って来てくれる子、心配そうに声をかけてくれる子、ギブスにサインさせてという子。今日一日、この姿を子どもたちに見せるのはいやだったけど、子どもたちから一杯の優しさをもらいました。子どもたちって本当にかわいいです。

ギブスに松葉杖体験・・・できれば一生したくない経験でしたが、子どもたちの怪我を手当てする私にとっては貴重な体験になると思います。

明日は体育会。今度は保護者の方々の反応が気になるところです。

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