西宮ライフスキル研究会

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年女・・・因幡の白兎ゆかりの出雲大社に初詣の巻

投稿者:かっしー

 旅友のちーちゃんと1月4日から今年最初の旅にでかけました。

彼女とクリスマスイブにディナーをしながら「来年は年女だねぇ~うさぎだね~。初詣もうさぎにちなんだ場所がいいねぇ~。と、なると・・・因幡の白兎だよね。島根に行こう!!」と話がまとまり、急遽出雲大社へ初詣することになりました。そして、色々計画を練っているうちに、せっかく島根まで行くのなら玉造温泉に一泊して、今話題の“水木しげるロード”まで足を伸ばしたいねということになり、出雲大社・松江・境港を巡る一泊二日の旅をすることに決まりました。

 ところが、年末から年始にかけて山陰は何十年振りかの大雪に見舞われ、停電や交通機関のマヒなど豪雪被害を伝えるニュースばかり耳に入るような状況になりました。三が日を過ぎ、寒波も少し落ち着いて来たようでしたが、果たして計画通り旅行することができるのだろうかと不安な出発になりました。

 しかし、なんと出雲に到着してびっくり!!雪など全くなく、空も青空。拍子抜けしてしまいました。また、豪雪を避けてか参拝客も少なくゆっくり参拝をすることができました。simenawaこの写真は参拝客がしめ縄にお賽銭を投げているところです。うまくしめ縄にさされば縁が結ばれるのでしょうか、みんな必死に投げていました。その後、“日本ぜんざい学会壱号店”にて“縁結びぜんざい”を食べました。ぜんざいはここ出雲が発祥地なんだそうです。出雲は10月のことを「神在月(かみありつき)」と呼んで、全国から神が集まる月と考えたそうです(だから、他の地域は「神無月」と呼びます)。この出雲地方の神在(じんざい)餅がルーツとなり「ぜんざい」が全国に広まったということです。紅白の餅がかわいくておいしく頂きました。

zennzai お参りを済ませて宿泊場所である玉造温泉へ向かいました。ホテルに荷物を預け、すぐに温泉街を散策。玉湯川のあちらこちらから湯けむりが立ち上り、各所に足湯がありました。そして、雲國風土記にも記述がある歴史の深い神社“玉造湯神社”へ行きました。そこには「玉」の守り神として不思議なパワーを秘めているという「願い石」が祭ってあります。まずは社務所で天然石のお守り「叶い石」を600円で購入し(私が手にしたのはピンク色のローズクオーツでした)「願い石」に「叶い石」をあててパワーを吹き込み、願いことを3回唱えるのです。この時、私は自分の一番の願いが何なのかを再確認することができました。今年は諦めようと心の奥に押し込めようていた、ある「願い」を私は3回唱えていました。negaiisiきっと叶います。

 宿ではゆっくりと温泉につかりました。玉造温泉は「神湯」と称され「美肌効果」があるそうです。一度入ると「美しさが輝き」二度入ると「万病が治癒する」そうです。私はそのお湯に三度入りました。健康と美しさを手に入れることができたでしょうか?

 温泉宿でゆっくり旅の疲れを癒し、二日目は松江・境港観光に出かけました。松江に入ると途端に積雪が深く歩道は雪で覆われたままでした。水の都・松江といえば松江城のお堀を船に乗り、めぐる「堀川めぐり」が有名ですが、お堀を見るとぶ厚い氷で覆われ、あちこちに雪の重みで無残に折れた松の木が水路に頭をもたげていました。発着場に行き「乗れますか?」と尋ねると、この大寒波で昨日まで船を出す事ができなくて、今日からようやく半分のコースをまわることができるようになったとのことでした。それでも、せっかく来たのだからと半分でも堀川めぐりを楽しむことにしました。nuneこたつ付きの温かな船にのり、バリバリとお堀の氷を割りながらゆっくり進みました。こんなことはめったにないそうで、貴重な体験をさせてもらいました。

堀川めぐりと武家屋敷散策の後は、島根県立美術館の庭にある“宍道湖うさぎ”のブロンズ像とご対面の予定でしたが、この大雪できっとうさぎさんも雪の中に埋もれて見えないだろうということで対面は諦め、そのかわりにちーちゃんが年女のお守りにと、ローズクォーツのうさぎストラップをプレゼントしてくれました。

午後からは松江~境港までの直行バスに乗り“水木しげるロード”の散策に向かいました。この直行バスも大雪の影響で昨日まで運休していて、私たちが乗った便から運行を再開したそうです。乗客は私たち二人だけ、つまり大型バスを貸切ってしまったわけです。二人で二千円の貸切料金でした。nezumiotoko

 “水木しげるロード”は昨年のNHK連続ドラマ「ゲゲゲの女房」で観光客が急増し、昨年は過去最高の370万人が訪れたそうです。水木しげる記念館へ向かう道の両脇には総勢139体もの妖怪のブロンズ像が並んでいます。幸いこの日は訪問客も少なく、一つ一つとゆっくり記念撮影することができました。私のお気に入りはこのねずみ男のブロンズ像です。

子どもの頃「ゲゲゲの鬼太郎」の漫画が怖くて、あのテーマソングが流れ始めるとチャンネルを変えたものでした。しかし、一つ一つブロンズ像になった妖怪たちを眺めているととってもかわいく感じました。今度鬼太郎の漫画が再放送されたら見てみたいなと思います。

水木しげるロードは記念館の鑑賞を含め2時間くらいあれば充分まわることができます。ただ電車の本数が少ないので事前の計画はしっかり立てておく必要はあります。皆さんも一度訪れられてはいかがでしょう。おとなでも楽しめますよ。オススメな観光スポットです。

帰りの境港駅から米子駅までは全身ねずみ男にラッピングされた列車に乗りました。P1000630各駅停車の列車でしたが、すべての駅名に妖怪の名前(ぬりかべ駅・ねずみ男駅など)が付いていて次の駅は何駅かな?と期待しながら乗る楽しみもありました。

今回の旅は一度も傘をさす場面はなく、天候にも恵まれ、さまざまなことで“ついてる・ついてる縁結び”の旅になりました。この長い文章を見てもどれだけ楽しかったかわかって頂けると思います。

今年も女二人旅で日本の各地を巡りたいと思います。

ちーちゃん。次はどこに行く?

 

 

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