西宮ライフスキル研究会

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自尊感情とコミュニケーション力

投稿者:おっちー

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 10代の子どもと関わる上で最も大切なことは、実は非常にシンプルだと私は思っています。・・・ポイントとなるのは、「自尊心」と「コミュニケーション」です。

「自尊心」というのは、自分の存在を肯定する気持です。心の病気になる子どもも、非行や犯罪に走ってしまう子どもも、「自尊心」に問題を抱えていることがほとんどです。

人間は自分の存在を肯定できて初めて前向きに生きていくことができますし、社会ともおりあっていこうと思えるものだからです。

自尊心が高い子どもは、自分も他人も大切にすることができるのです。

水島広子著 『10代の子をもつ親が知っておきたいこと』 紀伊国屋書店

 人気のある精神科医の方が書いた本ですが、私達の研究会の思いと合致するなぁと思い、今朝の新聞広告で見て、娘に買ってきてもらいました。

 親は、人間は、不完全なものです。でも、子育てにおいても、人と人とが関わり合うことで、何とかバランスを保っていけたらなぁと思っています。

 

4年生の国語の教材『こわれた千の楽器』の文章の中で、とても気にいった箇所があります。こわれた楽器倉庫で、楽器たちが出せる音を出し合って演奏するというお話です。

NEC_0729千の楽器がいきいきと、演奏に夢中でした。こわれた楽器は、一つもありません。一つ一つがみんなりっぱな楽器です。おたがいに足りないところをおぎない合って、音楽をつくっているのです。

 

NEC_0725一人一人が自分を肯定し、お互いのちがいを認め合って、ともに生きて行きたいです。そんなクラスにしたい・・・金曜日の保護者会でそんなことにふれてみようと思っています。

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