武田さち子著『子どもとまなぶ いじめ・暴力克服プログラム』 ~創造力・共感力・コミュニケーション力を育てるワーク~ 、とてもとてもいい内容でした。合同出版さんです!
いじめによる自殺の事例がこれでもか、これでもかと出てきます。読み始めてから、すぐに私のトラブル対応が変わりました。見逃さず、双方の話をしっかり聞く、和解までじっくり付き合うようになりました。
一方、いい関わり合いのためのワークも満載でした。ライフスキルプログラムと重なる部分もあり、大変共感しました。
今日は、掲示板に「友だちといい関係をつくる」手立てを掲示しました。それは・・・
相手の身になってかんがえる。 じぶんがやられていやだと思うことは、友だちにもしない。 友だちを束縛したり、じぶんの思い通りにしようとしない。 どちらが上でも下でもない、対等な関係でいる。 友だちとじぶんをくらべない。 友だちの秘密を勝手にもらさない。 ひとりで考え、決断し、行動できる自立した人間になる。 よい人間関係をつづける努力をおしまない。 じぶんの意見をもつ。いいなりにならない。 友だちに期待しすぎない。 「これだけしたのだから」と見返りを求めない。 完璧を求めすぎない。友だちを「ゆるす」気持ちをもつ。 友だちの考えを頭から否定しない。 人はみんなちがってあたりまえだということを自覚する。 友だちのよい面に目を向ける。 友だちを「こういうひとだ」と決めつけない。 けんかをしたら、できるだけ早くなかなおりをする努力をする。 じぶんの気持ちを素直に友だちに伝える。
本文から引用しました。大人にも参考になります!夫婦関係にも!
さっそく5年生が立ち止まって、読んでいました。
こんな素晴らしい本を出版しておられる合同出版さんから、私たちの本が出せるなんてすごい幸せ!!と、阪急電車の朝の車内で、一人わくわくしていました。