すぐに人のことを批判したり、見下げるような言葉を投げかける子どもがいました。
状況の聞き取りをできるだけ丁寧に、そして、その子を大切に思って対応していました。
くりかえし、くりかえし・・・。
それでも絶えない他の子たちからの訴え。
「君の1番の仕事は、自分を好きになることだよ」、とっさに出た言葉でした。すると、その子の大きな目から大粒の涙がぽろぽろ流れ出ました。
自分を好きになると、友だちにかける言葉も変わってきます。社会性が高まります。学力さえ高まるのです。そして、幸せ感が出てくるのです。
「テレビに出ているさんまさんは、自分のことが大好きなんだって。だから、たくさんの人と楽しくおしゃべりできるでしょう。相手の人を大事にしているから、ふざけても嫌な感じがないでしょう。自分を大好きになると他の人のことも大事に出来るようになるの」と、言うと・・・
・・・さすが大阪の子です!その子も周りの子も笑って、「知ってる!踊るさんま御殿のさんまさん!」という声も出ました。
「自分を好きな子ども」を育てていきたいです。