習字作品をとじようとしたとき、1枚もない児童がいました。
「え~、休みすぎ~」→「去年のぼくと一緒だ」
そこから、今日のドラマが始まりました。
「今年は、休んでないけど、どうして?」→「友だちが、できたから。1年生の時から友だちがいなくて、3年かかってできたんだ」
一人の親しい友だちができたことが、登校する意欲になったのです。
「どうしたら、友だちをつくれるの?友だちのつくり方を教えてくれる人はいませんか」
すると、大勢の子が挙手しました。すごい!
「自分から声をかけて、友だちになる。だんだんと、友だちになれるよ」 「友だちになりたい人と一緒に遊ぶ」 「自分の名前を教えて、遊んで、絆をつくる」 「変なことしないで、おちょくったりしないで、友だちになろうって言う」 「知らない人でも、遊んでると友だちになれるよ」 「肩をたたいて、名前を言って、質問したりして話す」 「何かを教え合いしてると、友だちになってる」 「自分から声をかけて、5~6回くらい遊ぶ。勇気がなくて、声がかけられない人は、待つ。待ってれば、何かのきっかけで、友だちができてるよ」
なるほど~、キーワードは、「自分から声をかける」「一緒に遊ぶ」「きっかけを生かす」でした。
友だちがいると、いじめに遭うことが少ないという統計もあります。
「おきてを破るやつは、くずだ。でも、友を裏切るやつは、もっとくずだ」と、アニメのせりふを紹介してくれる子もしました。クリスマスに生まれたイエス・キリストも似た様なことをおっしゃいました。
人間関係づくりは、みんなの課題です。体験・経験がすべてです。教えられて、すぐできるというものでもありません。みんな素晴らしい意見を発表してくれました。
「勉強より難しいことだよ」って言ったら、みんな笑いました。でも、これは私の本音でした~。