スイス・アルプスの旅から帰ってきました。
東はチューリッヒから、西はジュネーブまで、バスと列車でめぐりました。
山と川と草原、そして高山植物の花々、どこもアルプスの少女ハイジがいるような世界でした。とてもとても綺麗で、大地は青と緑と白で、地球は地球色なんだなぁと感慨にひたりました。
ツェルマットからマッターホルンをめざしました。登山列車に乗って、展望台へ。そして、山々を広く仰ぎながら、登山列車ひと駅ぶんのハイキングをしました。その時一緒に歩いていた方の口からもれた言葉が、「生きてて良かった~」でした。涙が出そうになる瞬間でした。すかさず、私も「生きて歩けて良かった~」と、続けて言いました。
聞くところによると、スイスでは、子どもは大人の邪魔をすることは許されす、子育てにはお金と手間をかけず、その子がしっかり一人で生きていけるよう育てるそうです。また、夫は食事を取り分ける役目があり、妻はそんな夫に必ず「素敵よ」と、声掛けするそうです。簡素で堅実なお国柄、美しい自然とごみ一つ落ちていない街並みがそれを実証していました。けばけばしい看板はなく、永世中立国の気品を感じました。
「夏のスイス・アルプス5大名峰と3つの絶景列車の旅8日間」は、『世界の車窓から』の音楽が聞えてくるような素敵な旅となりました。スイスは、鉄道の国だということも初めて知りました。氷河が美しく、真っ白い雪をかけた山々、家畜がゆうゆう草をはむ景色、素晴らしかったです。