西宮ライフスキル研究会

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緊張の一日・・・不登校対策推進研修員として

投稿者:かっしー

 今日、私は新しいスタートを切りました。学校現場を離れ不登校対策推進研修員として、社(やしろ)にある兵庫県立教育研修所で研究に専念することになりました。期間は一年。この一年で不登校対策のための調査研究を行い、3月にはその成果を兵庫県民小劇場で発表するのです。

 以前、引きこもりの若者支援をしている情報センターイシス神戸で講演をした時、一人の若者が不登校気味だった自分の両手両足をしばって、小学校へ無理やりつれてきた教師がいたことを話してくれました。その話を聴いて、私はこのまま何もせずに漫然と教師をしていてはいけないと思いました。自分に何が出来るかを真剣に考えた時、この不登校対策推進研修員制度を思い出したのです。「これだ!!」と思いました。研修員になって多くの教師に彼の苦しみ・悔しさ・悲しみを伝えたい。そして同じような事を二度と繰り返させてはいけない。そう思ったのです。兵庫県立教育研修所の研修員になれるのは県でたった一人です。応募資格は45歳まででしたがその年齢制限を突破し選考試験に合格することができました。

 今日の辞令交付式の後、試験の選考員をされていた課長さんが「一年間よろしく」と声をかけてくださいました。「選んで頂いてありがとうございます」と頭を下げると「君のプレゼンはすばらしかった。研修への熱意や研修目的がはっきりしていた。期待しているよ」と言ってくださいました。嬉しかったです。

 研修所は教育委員会のシステムと同じです。所長をはじめ部長・課長・主任指導主事・指導主事に囲まれ、規律正しく緊張の毎日が続きそうです。しかも、初めての高速通勤で毎日往復120キロを走ります。朝、6時半には自宅を出発。帰宅は夜の8時です。大変ですが念願の不登校対策推進研修員に選ばれたのですから一年間しっかり研究に勤しみたいと思います。

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