西宮ライフスキル研究会

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お金の要らない世界がやってくる?

投稿者:おっちー

内田樹先生と岡田斗司夫さんの対談を見てきました。

昔は、相互扶助社会でした。大家族で。でも、逃げられない閉鎖社会でもあり、日本はだんだんに核家族になり、今は、家族であっても個別な関係になりました。

個別な社会は、消費社会でもあります。いろいろなサービスをお金で支払うという。

すべてのサービスをお金で買う人がいる一方で、知り合いの誰かが何かしてくれるという共生能力の高い人もいます。(お米は貰うとか)

内田先生は、社会性を「共生力」と呼びかえていらっしゃいました。消費社会は限界にきている、集団として生き延びるには「弱いメンバーをフルメンバーとして支援していく共同体」であるべきだと。今の「損得で動く競争社会」は、危険であると。

大賛成です。「共生」という考え方、大賛成です。競争は、学力を下げます。「学びを支え合うマインド」が、子どもたちにも大人にも必要です。

内田先生は、「弱者ベースで」とおっしゃいました。それには、ちょっと反対です。「弱者」という概念で人を見ることに反対です。人の能力は、凸凹です。デコもボコもあるのです。一面的に弱者とするのは避けたいところです。また、「弱い時こそ強いのです」というすばらしい逆説もありますし。(新約聖書より)

6年目に入ったピア・サポート活動は、内田先生の「共生」と同じです。相互扶助なんです。それで、思い切って質問しました。「どうすれば、ピア・サポートを広めていくことができるか」

岡田先生は、戦略として、「すべての人に広めようとせず、一部の人で進め、たまにその成功体験をとても楽しそうに人に伝えるといいよ」と。今週は、校内でピア・サポート研修、さ来週は、他校でピア・サポート研修をしますから、そうしてみます!

内田先生は、コミュニケーションを育てるには2つのいい方法があるよと教えてくださいました。それは、「社内旅行」と「麻雀」。のりのりで話してくださいましたが、う~ん、う~ん、どちらも気が進まない・・・一緒に行った娘もそう申しておりました。

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