8年前、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんにカウンセリングをして頂いた時、アドバイスされながら実行しようとしなかった事が一つだけあります。
それは「あなたは、常に家庭の外に輝く物を見つけようとしていますね。でも、一番身近に輝く物があるでしょう。もう少し家庭に目を向けなさい」というアドバイスです。
この連休、私の退院に合わせて、大学院生の息子が名古屋から帰省しました。いつもなら、帰省しても就活と遊びで自宅にいることのなかった彼が、今回はずっと自宅にいます。
娘は相変わらず勉強一筋で、病院へも一度も見舞いに来ませんでしたが、私が自宅に戻り居間に横たわっていると、傍で勉強しながら時折私を見つめ「お母さんが居るっていいな」と笑顔を見せます。
昨晩は、息子と娘と3人で「Wii Resort」に興じました。子どもたちとテレビゲームをするのは初めてです。
今朝、久しぶりにお味噌汁を作りました。子どもたちは「やっぱり、日本の朝はみそ汁だよね。美味しい」と言って食べました。
夕飯は息子がシェフに早変わり。一人暮らしで磨いた料理の腕を披露してくれました。
昨晩は「ビーフストロガノフ」で今日は「ハンバーグステーキ」明日はイタリアンだそうです。
夫は、買い物・洗濯・掃除・食事の後片付けを担当してくれています。
何事も自分でやらないと気が済まない私は、病気をする前は、家事の全てを一人で切り盛りしていました。
そして今、その役割を手放した時、バラバラだった家族が一致団結して母をサポートしようとしてくれています。
今、江原啓之さんのアドバイスを思い起こしています。
江原さんはきっと警告してくれていたのですね。家庭を顧みず、外にばかり出て行く私に「家庭に目を向けなさい」と。
病気になるまでわからないなんてね。
今、家族との何気ない時間がとても心地よく感じます。