手術から2週間がたちました。
傷の痛みは日に日に和らいでいます。
しかし、未だに声が出ません。
かかりつけの耳鼻科を受診し、鼻からファイバースコープで声帯を診てもらったのですが、モニターに映る声帯を見てショックを受けました。
何と、右側の声帯が開いたまま全く動いていないのです。
診断は「右声帯麻痺」
5時間にも及ぶ手術の際、全身麻酔の気管挿管チューブで圧迫されたために神経が断絶した可能性があるそうです。
積極的な治療法はなく、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と様子を見て行くしかないそうです。
1年たっても回復の兆しがない場合、手術で開きっぱなしの声帯を閉じる方法もあるそうですが、もう手術はしたくありません。
声帯が開きっぱなしなので、むせやすく、誤嚥性肺炎にもかかりやすいそうです。
未だに水がうまく飲めない理由がわかりました。
命と引き換えに声を失うなんて、全く想像もしていませんでした。
もう、講演ができないのかな・・・。