西宮ライフスキル研究会

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タフ and クリーン

投稿者:おっちー

運動会の練習後の朝礼台の横で、いい大人が大爆笑しました。

 

とある日の図工の時間、クレパスの箱の中からハエの赤ちゃん、蛆虫がわんさか出てきたのです。

その学級は、近頃ちょっと臭っていたそうで、朝から窓を大きく開けて換気していたそうです。

それは、食べたくない給食を机の中のお道具箱の中のクレパスの箱の中に入れていたことが原因だったのです。そこに、ハエが侵入して、卵を産んだのでしょう。話を聞けば、その机の使用者は、蛆虫の存在に前から気付いていたようです。

机は、即教室から出されて、消毒。教室はバルサンをたいて、その後は大掃除されていました。

鳥肌が立つようなお話でした。

で、その机の使用者さんは、一瞬反省を見せたものの5分10分後には超ご機嫌様なのでした。

それは、いろいろな注意を受けた際にも同様で、一瞬反省のポーズをとって5分10分後にはご機嫌様になれるのです。大きな笑顔です。

で、それは「文化の違い」かな、と話していました。他国からの転入生で、いろいろなルールが違うからかな、と受け取っていたのです。私たち。

でも、気づいたのです。「ルールの違い」ではなく、「何があっても動じないそのタフさ」その精神こそが、かの机の使用者さんの身に付いた国民性ではないか、ということに。とにかく、自尊感情が高いであろう雰囲気があるのです。怒られてもすねたり、カラに閉じこもったりはなくて、5分10分後には、秋の晴天のごとくの晴れ渡ったお顔になるのです。その何にもめげないタフさこそ、国民性ではないかと。

「何があってもへこたれない、そのタフさを私達教員こそ、見習いたいね」

「でも、日本でやっていくなら、そのタフさに勤勉さとか規律正しさが加われば最強なんじゃないかな」

「きっと大物になるよ」

「そう、タフさとクリーンさでね」

「お~」

「私達教員もタフandクリーンでね」

「すごい教訓を教えてもらったね。蛆虫事件で」(4人大爆笑、鉄棒で遊んでた子達の???な顔)

その後、教室でハエが飛んでいるとちょっと怖くなりました。卵は、外で産んでね。

※そうそう、国民性と決め付けるのは正しくないかもしれません。そのことも押さえておきます。     机の使用者さんの持ち味という可能性もあります。

 

さて、来週は,兵庫県立和田山高校でライフスキルの講習をします。対象は、高校生310名です。

私は、ドリカムのプログラムをします。海外の高校生と比べて、日本の高校生の自己肯定感は低いです。夢と自分を信じて、いい人生を送ってもらえるよう願っています。

 

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