小学校の運動会のとりは、6年生の組体操でした。
組体操の見せ場は、ピラミッド。それが、大阪市で禁止になりました。肩に人を乗せることも禁止です。相次ぐ事故に対応してのことです。
勤務校では、団体演技である各学年のダンスもやめになりました。多くの練習時間を割くダンスは、体育の教育課程にはないとの判断からです。
赤白対抗をやめて、1~6年生で構成される縦割り班を4色にわけて、4色対抗にしました。
さらに、各学年で親子競技をしたり、PTAや教職員の競技もあります。
そして、色別対抗ダンス。6年生が選んだ1曲を色別で、ダンスの対抗戦です。ダンスを考えるのは、6年生の児童。1~5年生の教えるのも、6年生。
さてさて、どのような仕上がりになるのでしょうか。運動会まであと4週間。曲も決まっていません。
ダンスも大改革の一つです。
先生たちが必死に考え指導する見栄えいいダンスをめざしているのでは、ありません。
子ども達が一生懸命に考え取り組み、教え合う、楽しいダンスです。リズムにのって、体が動く、そんな感じだそうです。
今、子ども達に求められているのは、能動的に問題解決する力です。変化の大きい時代、グローバル化が進む世界で生きていく子ども達には、受け身ではない生き方が求められています。
そのスタートして、この運動会にチャレンジです。
6年生担任としては、考えるほどに不安や心配が募っていました。でも、昨日の職員会議で決まったのですから、やるよりほかありません。
6年生は、ハートビーイングで人を悲しませるようなネガティブなことばを封印しましたが、私自身も運動会へのネガティブな言葉を封印しようと考えました。
心配や不安や疑問は、管理職に話しました。
管理職は、言いました。「責任は、管理職がとります。」と。
あとは、信念を持って子ども達と運動会をつくり上げるだけです。