私の保健室には、大切なひとからクリスマスにプレゼントして頂いたアロマのディフューザーが一台置いてある。
ある日のこと。保健室の洗濯機でアロマの香りの柔軟剤を使って洗ったシーツを干していたら、6年生の女の子が「先生。いい香だね。保健室っていつもいい香りだと思ってたらこの匂いだったんだ」。とそのシーツをクンクン匂いだした。
また、ある日は、手洗い用に常備しているホワイト石鹸の在庫がなくなり、新しく単価の安いレモン石鹸にかえたところ、子どもたちは大喜び。
「先生。このレモンの石鹸。めっちゃいい匂い」。
そうか・・・子どもたちはいい香りがすきなんだ。
それなら保健室でいつもいい香りを流してあげたい。
そう思って、自宅で使っていたディフューザーを保健室に持ってきた。
今ではそのディフューザーで季節ごとに香を変えて流している。
春は花粉予防。
夏は精神安定。
秋は集中力アップ。
冬はインフルエンザ予防。
というように。
子どもたちもアロマの香りが大好き。
「今日は何の香り?」と聞いてくる。
今年は秋からインフルエンザ予防の香りを毎日流している。
インフルエンザウィルスにはティートリー3滴・ユーカリ4滴のブレンドが効果的。
でも、これだけでは少し癖のある香になるので、そこに、ラベンダー1滴加えると香も柔らかくなり、免疫力もアップする。
冬は風邪引きさんでいっぱいになる保健室。
アロマの香は肌や鼻の粘膜から吸収され、脳を直接刺激するといわれている。
アロマの成分が、きっと子どもたちの免疫力をアップし、感染防止につながると思う。
消毒の匂いではなく、いい香りのする保健室で子どもたちを迎えてあげたい。