西宮ライフスキル研究会

2009 11月

夙川小学校保健だより「すこやか」より『フューチャーペーシング』について

投稿者:かっしー

 私の保健だよりは表面は児童向け。裏面を「子育てわいわい談話室」と称して、保護者向けに記事を書いています。

保護者向けは主に子育てについて書いていて、みなさん毎回楽しみに読んでくださっているようです。

先日、今津小で講演をした時、一人のお母さんが「先生の保健だよりを今でも大切に保管しています」と教えてくれました。7年も前に書いた保健だよりを大切に持っていてくださることに大変感動しました。

今、夙川小では「子どもの力を引き出すコミュニケーション術」というテーマで特集を組んで書いています。内容はコーチングについてです。それがとても評判がいいので、ブログに転記したいと思います。

コーチングは主に「傾聴」「質問」「承認」の三つのスキルを大切にしています。以前「傾聴」についてはブログに転記しましたので、今日は「質問」について書きます。

「すこやか10月号より」

 前回Part2は「傾聴」について書きました。今回は「質問」についてお話いたします。コーチングの基本的姿勢は「答えは必ず相手の中にある」と信じることです。相手の中にある答えを引き出すために必要なのが「効果的な質問」です。質問には「①相手を理解するため②現状を明確化するため③気付きを得るため④望んでいる方向に進んでいくため」という4つの目的があります。質問には色々な手法がありますが、その中の未来志向の質問(フューチャーペーシング)を使った例として、中2の三者面談後に私が息子に行ったコーチングの1部分をご紹介しましょう。

「あなたが勉強しなくなったのは何が原因だったんだろう」。←「なぜ」とは聴かないのがポイント!!

息子「小学校1年の時、公文で習ってたひらがなを他の子より先にドリルに書いて進めててん。そしたら、先生に“だれがそこまでやれと言った。全部消しなさい”と言われて全部消さされてん。それから勉強なんかやったってこんないやな思いするんならやらへんって思ってん。たぶんそれが原因やと思う」。

「えっ(絶句)。それはつらかったね。その先生のしたことはすごくひどいことだと思うよ。そんなことされたらいやになって当然だね。話してくれてありがとう。もっと早くに聴いてあげてたらよかったね。さて、将来の事考えよう。もし、成績がこのままなら中学卒業した後あなたはどうなってると思う?」

息子「う~ん。高校、行けてへんかな」。

「そうか高校に行けへんと思うねんね。じゃあ。ちょっとイメージしてみよう。イメージの中で今の成績を全教科1点ずつ上げてみて。もし、2が3に、3が4に上がったらどうなってるかな?」

息子「う~ん。○○高校(地域の高校)に行けてるかな」。

「もし1点あがったら○○高校に行けるんだね。すごいね。それであなたの行きたい高校はどこだった?」

息子「△△高校」

「△△高校のゴルフ部で活躍するのが夢だったね。では。もし、成績が2点ずつ上がったらどうなるかな?」

息子「△△高校のゴルフ部に入ってる」。

「そうか。あと2点成績があがると希望の学校に行けるんだね。ではそのためにどうしたらいいと思う?」

息子「あと2点上げられるように勉強する」。

「うんそうだね。2点あげられるよう勉強するといいね。ではまずは何から始めようか?」

息子「そうやなぁ。授業中、まわりが騒がしくて先生の声が聞こえへんから、席を一番前にしてもらうわ」。

「なるほど、いい方法だね。あなたはやればできる子だよ。1度でいいから本気で勉強してごらん・・・」

私は息子に「なぜ勉強しないの?」とは聞かずに「何が原因だったか」を聴きました。これは「未来志向の質問」(フューチャーペーシング)といい、人ではなく事柄に焦点を当てた質問です。「なぜ?」は人を責める言葉です。理由を尋ねるときは「なぜ」ではなく「なに」と聞くのがポイントです。また、相手の思考がストップしかけた時は「もし…だったら」という未来へイメージさせる質問(フューチャーペーシング)も有効です。未来に向かって具体的にイメージさせると、身体はそのイメージ通りに反応することは以前にもお話しました。このように、会話にコーチングを取り入れることで子どもの意欲を引き出すことができるのです。

息子は私のこのフューチャーペーシングでその後の定期試験で200点以上点数をアップさせ、志望校に合格。高校ではゴルフ部と学業とを両立させ、大学へは高校でたった一人の推薦枠に入り合格したのです。

     

 

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魅惑(309m)の山 – 甲山を目指して

投稿者:よっしん

昨日は、六年生の子どもたちと一緒に甲山に登りました。

甲山画像1子どもの頃には、お弁当を持ってよくハイキングしたり、大人になってからはコーラスクラブの仲間たちと初日の出を見に登ったりしたこともある山です。
この甲山には、数本の登山道がありますが、昨日は神呪寺から一本東側の防火帯にある道を登りました。ヌルデやコナラやヤマウルシの紅葉が美しい時期です。途中下が六甲花崗岩(御影石)で、上が暗灰色の甲山安山岩という二つの岩石の境目がはっきりわかる場所がありました。子どもたちは、ドラマチックなその情景を目の当たりにして興奮気味でした。私も学生時代に地学巡検で採集した六甲花崗岩を偏光顕微鏡で見たときの感激を思い出しながら、登り続けました。六甲花崗岩が風化して、真砂(まさ)と呼ばれる砂になっている坂ではズルズル滑って、子どもたちは、「キャーキャー」言っていました。甲山画像2
また、チャートの小石層もはっきりとわかり、甲山が、すっぽりと海に沈んでいた時期があったこともわかりました。EWCのスタッフの方の説明がとてもわかりやすく、子どもたちは、興味深く聞き入っていました。「大学で岩石の勉強をしたいな」と言い出す子どももいて、フィールドワークの大切さと素晴らしさを再確認した半日でした。

帰校後、保護者に楽しかった様子を話すと、「私の田舎の香川県にもサヌカイト(安山岩の一種)という石が有名で、それで作った石琴は、素敵な音色がしますよ」と教えてくださり、岩石談義で盛り上がりました。

甲山画像3

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インフルエンザがいきなり50人!!

投稿者:かっしー

 音楽会あけ。

いやな予感はありました。

体育会あけも一気に感染者が増え、学級閉鎖が出ました。

音楽会あけもきっと感染者が増えるだろうと思っていましたが、案の定、本日、いきなり感染者50人出ました。

そして学級閉鎖は2クラスです。

今日から予定していたマラソン週間とマラソン大会は1週間延期になりました。

明日からがまたまた心配な状況です。

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プチ旅行~天橋立から保津峡・・・嵐山・・・トロッコ列車まで~

投稿者:かっしー

 今日は音楽会の代休日。

昨日から、ともと一緒に京都へのプチ旅行を楽しみました。京都へは毎年、春は桜、夏は五山の送り火、秋は紅葉を見に行きます。今年の春は自分で着物を着付けて京都と近江八幡に行きました。

そして、この秋は、天橋立に一泊し、亀岡から保津峡を舟でくだり、嵐山を散策。締めはライトアップのトロッコ列車で亀岡に戻るという旅でした。

 まず、天橋立の前に、車で伊根町まで行き、そこで舟屋の見学をしました。

ここはNHKの朝の連続ドラマ「ええにょぼ」のロケ地にもなった場所です。eenyobo

 

 

その後、天橋立に行きました。子どもの頃、海水浴で一度行ったっきり、30うん年ぶりです。レンタサイクルを借りて松並木をサイクリングしました。そして、リフトで展望台にあがり、そこで、おきまりの「股のぞき」をしました。

matanozoki  宿泊は「神風楼」という純和風ながらとってもおしゃれな素敵な旅館に泊まりました。お宿のまん前が天橋立という超オススメの旅館です。

夕飯は蟹のプチコースです。フルコースはとても食べきれないので、少な目のプチコースにしました。ゆで蟹・お刺身・蟹すき・雑炊・・・それでもおなか一杯食べ過ぎて思わず蟹歩きをしそうになりました。PB230065

 二日目は車で亀岡まで行き、そこから保津峡くだりをしました。

sendousann舟の船頭さんがとっても陽気でおしゃべりが楽しく、ずっと笑いっぱなしでした。

今までに様々な川を舟で下っていますが、こんなに楽しい川くだりは初めてでした。

楽しませてくれた船頭さん。ありがとうございました。今度は春の桜の季節にまた来ます。

1時間半、舟で下ったあと、嵐山に到着。天龍寺の世界文化遺産のお庭を楽しみ、その傍を通る竹林を散策しました。何ともいえないchikurin幽玄な趣きでした。

途中、トロッコ嵯峨駅の近くにある「嵯峨野湯」という銭湯をリフォームしたカフェに寄りました。銭湯のタイルやシャワー、鏡をそのまま利用したおしゃれでかわいいカフェでした。ふかふかのパンケーキと抹茶オーレがすっごくおいしかったです。coffe

 

夕方、最終のトロッコ列車に乗り、ライトアップされた美しい紅葉を眺めながら亀岡に戻りました。そのチケットも満席表示がされている中で、立ち見でもと思い「おとな2枚お願いします」。と窓口で言うと「椅子席で最後の2枚です」と言われて購入できたチケットでした。

とてもとても「ついてる。ついてる」京都へのプチ旅行でした。

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ありがとう!勤労感謝の日!

投稿者:おっちー

三連休の終了です。かっしー、休めてよかったね!

先週は、国際理解教育部の研究授業で、「ハートビーイング」をしました。言葉には力がある・・・人を悲しませる言葉かけをするのではなく、人を元気づける言葉を使っていこうという内容でした。子ども達は、熱心に取り組みました。兵庫や大阪市の教育センターからもご参観くださり、好評をいただきました。帰りは、部の方々がご苦労さん会をしてくださいました。

翌日は半日、我がクラスでは、インドの文化とカレーの実習の出前授業がありました。サニー・フランシスさんの楽しい関西弁トークにみんなひき込まれました。「これでいいのか日本人」にも出演されていた方で、人間味あふれる魅力的な方でした。これこそ国際理解!!

そして、大阪城戦禍跡フィールドワーク研修!秀吉以外にも大阪城には、歴史ありでした。

さらに、住吉中学での小中連携授業への出張!すべての教科でピア・サポートがありました。日本初ではないでしょうか。小学校2校の児童が、中学生にサポートされながら、一緒に授業を受けるのです。すばらしかったし、おもしろかったです。

土曜日は、高校女子剣道部の同期会があり、埼玉県へ。退職なさった剣道部顧問の先生と数学の先生もいらっしゃいました。私を見て、「おい、おまえまた来たのか~」とおっしゃり、私は、「そやねん」とお答えしました。再来年は、卒業生50歳記念の「ホームカミングデー」があり、高校の同期生が呼ばれ、10分ほどですが、授業があるのだと聞きました。生きて、参加しなければ・・・!!!

日曜日は、夫と麻布十番でフレンチのランチをしました。(私は、生ガキのレモン添えを食べたかったのに、夫は大反対。私は夫と違い胃腸だけは丈夫なのです!生ガキを食べられるチャンスなんてなかなかないのに~。ポトスになってしまいました。しょんぼり。)銀ブラをしてから、単身赴任の夫を残し、新幹線に乗り込み、新大阪へ。植木理恵『小学生が「うつ」で自殺している』と茂木健一郎『脳が変わる生き方』を読破。

今日は、朝から5時間パソコンに向かい、算数の研究授業の指導案のたたき台を書き、西宮フレンテのガス展へ。ガスファンヒーターとSiセンサーガスレンジをつけるべく、下見に行ったのです。ニトリができていて、しばし、野次馬。

先週火曜日から、今日まで本当に濃い毎日でした。人生を質入れせずに、明日からも頑張ります!

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