西宮ライフスキル研究会

2010 10月

カレーから始まる国際理解

投稿者:おっちー

NEC_0276国際理解教育の授業をしました。

ゲストティーチャーは、インド国籍のサニー・フランシスさんです。

4年生は、国語の学習で『カレーの旅』という単元があります。その学習の後に、授業をお願いしました。

インドのカレーを作る体験学習です。子ども達は、玉ねぎの皮をむいて、スライスする所で、目が痛くなって、涙涙・・・。

『ここが変だよ、日本人』というテレビ番組にも出演していたサニーさんは、FM局の人気の高いパーソナリティーです。テレビのニュース番組にも出ていらっしゃいます。インドの国について話したり、子ども達にターバンやサリーを着つけたり、女の子にはピンディーというシールをおでこに付けてくださったりしました。

関西弁で、ユーモアたっぷりに話すサニーさんは、人間性に裏打ちされた話術で子ども達の心をぎゅっとつかんでいました。

「風邪をひいても、学校に来た方がいいよ。風邪は、人にうつすと治るからね」と、ブラックユーモアを言ったあとには、「自分の幸せを願うばかりでなく、周りの人の幸せも願うといいよ。僕はそう思ってるよ。特に気の合わない人の幸せをね」なんて、じんわりおっしゃいます。

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5本の指を使って、カレーを食べる食べ方も教えていただいて、異文化体験しました。スパイスは、すべて本物を手にとって、試食させてもらいました。

教科書+体験学習で、実感こもった学びになりました。サニーさんに感謝です。アシスタントの2名の方にも。ハウス食品にも。(冊子やブラックペッパーやシナモンステックなどのおみやげをいただきました。)

1時間目から給食時間まで、半日間の総合的な学習は、笑顔あふれる楽しい体験学習でした。

7種類のスパイスと玉ねぎと鶏肉とトマト缶とお塩で作る本格カレー、家でも作れそうです。牛乳とヨーグルトと生クリームで作るラッシーは、完全にマスターしました!!

ライフスキルも体験学習です。体を動かして学ぶのは、子ども達に適している学習方法だと再確認しました。

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ついにダウン・・・からだが悲鳴をあげました。

投稿者:かっしー

 早朝、5時前骨折した左足のふくらはぎが突然こむら返りを起こしました。痛みで目が醒め、しばらく横になった後起き上がろうとすると今度は健康な右足の膝がガクガクとなって立つことができなくなりました。

「どうしちゃったのだろう・・・」と壊れちゃった自分のからだと向き合いました。

仕事中も講演やワークの時も動きの邪魔だからと松葉杖をつかず歩き回っていました。左足をかばう右半身に負担がかかっているなとは感じていました。しかし、突然こんなことになるとは・・・。

昨日のワークショップが終わるまでは!!と気がはっていたのでしょう。終わって一気に反動が襲ったのですね。気持ちと身体は本当につながっているのです。

もう無理はやめようと思いました。本来なら療養休暇をとってもよい怪我。今日1日くらいゆっくり休もうと決め職場に連絡を入れました。

病院へ行き、病状を説明、痺れをとる薬と筋肉の緊張を緩める薬が処方されました。

今日で何とかギブスがとれたらいいなと願っていましたが、レントゲンでは骨は全く修復されておらず、腫れも引いていませんでした。全治1ヶ月どころかの話です(涙)

自宅に戻り夕方までゆっくり横になりました。

今日、学校では児童が歯を折る大きな事故が発生したそうです。幸い、相棒さんがしっかり対応してくれたので、大きな問題にはならなくて済みそうですが、私が不在中に事故が起きると、管理職から決まって「加島さんがいない時に大変だった」といわれます。それは何気ない本音の言葉なのでしょうが、私にとっては辛い一言です。だからどんなに身体がしんどくても仕事を休むことができないのです。

 さて、明日は三木市に1日出張です。

シンポジウムと講演会を聴くだけなので学校に行くよりは楽です。

もう少し、身体を休めたいと思います。

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ライフスキル研究会、メジャーデビューです!

投稿者:おっちー

西宮市の「いきいきフェスタ」で、ワークショップをしました。

CAPの皆さんが、呼んでくださいました。子ども達を守る活動をなさっていて、「生きる力」を育もうとしているライフスキルと立ち位置が一緒です。てきぱきと笑顔で会場設営してくださいました。ありがとうございました。

NEC_02652時間半、アイスブレーキングの「ちらしでさがそう」から始まって、「感情パズル」「よいとこビンゴ」「ハートビーイング」「ライフスキル概論」「自尊感情レクチャー」「イメージトレーニング」「私は私が好きです」「出会いのカード」と、次々にワークを体験していただきました。

参加者35名の中には、東京から来られた合同出版の斎藤さんもいらっしゃいました。「楽しかったです。グループ意識が出てきて、すぐ仲良くなれるんですね」と、言っていただきました。NEC_0263

5~6人のグループで、おしゃべりしたり、相談したり、協力したりする体験が、たくさんありました。ライフスキルは、個人の自尊感情を高めるだけでなく、集団の仲間づくりにも有効です。グループダイナミクスが活きています。

さて、ここで重大発表です!!!

『ライフスキル』の本が、合同出版から出ることになりました。イラスト版のシリーズです。全国の書店に並ぶことになります。図書館にも入るやもしれません。

ホームページを見て、私達の本を購入してくださり、出版のお誘いとなったのです。ありがたいことです。

プログラムの制作に5年、苦労して自費出版してから、3年半!!!

自費出版の際、編集でお世話になった保育社の土居内さんは、西宮ライフスキル研究会の『ライフスキル』は、口コミで必ず広まっていくと言ってくださっていました。とても厳しい方ですが、信頼できる方です。感謝しています。書ききれないほどの方々の知恵と協力と支援で、『ライフスキル』の本は完成したのです。

ワークで、かっしーの「夢はかなうと思いますか?」という問いかけがありました。今日のかっしーは、すかさずこう言いました。

「夢はかなうと信じている人は、かないます。夢はかなわないと思っている人は、かないません。なぜならば、夢はかなうと信じている人は、かなうような行動をとるからです」

なるほど。

自費出版は、大変です。出版社の流通ルートにのってくれれば、と願っていました。本をストックしていただいていたよっしん家。いつも発送するのは、かっしーとよっしん。日々いっぱいいっぱいの教員稼業なのに、申し訳ないなぁと思っていました。願いがかないました~。

私は、「よくダメ元で頑張る」「やれるところまでやる」なんてことを言ったりしますが、イメージして頑張るよう変えていこうと思いました。

4人揃っての活動は、活気があっていいものですね。今日も達成感いっぱいのいい一日でした。ありがとうございました。

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ひょうご講座<神戸大学コース>が始まりました!

投稿者:おっちー

NEC_0261よっしんと神戸大学発達科学部で1日過ごしました。

伊藤俊樹准教授の「YG性格検査とエゴグラムの演習と講義」です。

テーマは、”目に見えない心をどうやってみるのか”でした。

YG性格検査は、情緒や活動性を示す尺度が12項目があります。今の自分を予想してから、現実の自分を検査して知り、理想の自分をイメージしてもう一度検査するという3段構えでした。

よっしんも私も情緒的安定・活動型の適応タイプと診断されました。よっしんは、予想・結果・理想がほぼ一致していました。さすが自己理解がバッチリ!!!

エゴグラムは、人の心の中を①厳しい親②養育的な親③大人④自由な子ども⑤従順な子どもという5つの視点からとらえて、それぞれのバランスから性格特性や行動パターンをみるものです。

どちらもずいぶん以前に体験したことがありましたが、結果は大きく変化していました。大学時代にしたYG検査では”のんき”、30代にしたエゴグラムでは”非自己主張的”だったのです。    

今回は、YGからは適応型、エゴグラムからは”大人の自分”が高まったと分かりました。自分なりの成長や課題がつかめ、質問紙法による心理テストの体験は、とても有意義でした。

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5週連続で、来週は、風景構成法(LKT)です。その次は、バウムテスト・家族画。そして、TAT(絵画統覚検査・主題統覚検査)。最後の週は、文章完成法(SCT)です。

85名の応募があったそうですが、参加をゆるされたのは48名でした。(先着順ですけど~)

かっしーが、いち早くこのひょうご講座を知らせてくれました。即4人で申し込みましたが、カッシーは、多忙のため受講を断念。あっちゃんは、今日は体育会で欠席でした。

神戸の海を望み、六甲の山を背にした格好のロケーション。よっしんとあっちゃんの母校です。

講座は3階でしたが、よっしんが6階を案内してくださいました。数年前に退官したパパ先生(よっしんの夫様で、教授をなさっていました)の研究室や、カエルくん達を育てていた研究室。神戸大学自体とても広く美しいのですが、研究室も広くきれいでした。

実験や研究で夜11時までも研究室に残るので、みんなで夕飯を作って食べていたそうです。食材を調達していた生協も教えていただきました。パパ先生とよっしんの師弟愛(教官と教え子ですから)が芽生えた場所は、掃除と整理整頓が行き届きいた、景色が最高にいい場所でした。床はピカピカ、どこも古いのにきれい!!!

今日は、講座の前に発達科学部の前で、受講者の記念撮影がありました。入学写真のような感じでした。学びの秋のスタートです。

阪急六甲駅からの上り坂をわくわくしながら通います。毎週土曜日のお楽しみです。

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怪我をして『人っていいなぁ』体験をいっぱいしました。

投稿者:かっしー

 骨折をして今日で16日。

その間2回ギブスをはずして患部を確認しましたが腫れも痛みひかず、内出血は一層ひどく足側部全体に広がっていました。来週にはギブスをはずすつもりでいましたが(勝手に決めてた)、看護婦さんに「ひどいね。これは最低5~6週間はかかるわね」と言われてしましました。その言葉で逆に「まっ。いっかぁ。ゆっくり治そう」と開き直り、今日は松葉杖も使わずギブスを引きずりながら走り回っていました。マグロの私に安静を強要すると死んでしまいます。左足に固いブーツを履いてると思えばいいのです。

怪我は時間がたてば治ります。折角だから今しかできない「幸せみつけ」をしようと思います。

私は今回の怪我でたくさんの『人っていいな』体験をしました。

朝、学校の玄関に到着すると、待っていたかのように子どもたちが駆け寄って来て荷物を保健室まで運んでくれます。

仲良くしているお母さんが「先生。けがしたって?落ち込んでるかと思って、はい、お見舞い」と美味しいバームクーヘンを差し入れてくれました。

松葉杖をつきながらお買い物をしていると、エレベーターに同乗した見知らぬ女性が「大変ですね。お車までお荷物運びましょうか?」と声をかけてくださいました。

雨の中、混んでいる駐車場で足のことを誘導係りの方に話すと入り口から一番近い場所に車を誘導してくださいました。

街の人々が本当に優しいのです。

人っていいな。

怪我に感謝です。

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