「ピア・サポートって、勉強だと思ってたけど、ちがうね。」と、4年生。
ピア・サポートトレーニングの第3回が終わりました。ワークショップ型の学習です。
第3回は、「コミュニケーション」。コミュニケーションは、「情報の伝達」。近代化した社会では人と人との交流が少なくなり、全体的にコミュニケーション力は低下しました。その力を育てようというワークショップを組み立てました。
①話の聴き方
私の「放課後に青虫をつかんでしまった」話に対して、M先生に偉そうな聴き方をしていただきました。ふんぞりかえって椅子に座り、目も合わせずに演じて下さいました。4年生は、大喜びでした。
2人の気持ちについて考えてもらおうというワークでしたが、挙手の勢いはすごいものがありました。
K君には、いい話の聴き方をしてもらいました。K君は少し身をのりだして、優しくあいづちうちながら、「青虫は、赤いつのを出して、身体は黄色と黄緑の縞模様になった」話を聴いてくれました。こちらも大喜び、大笑いでした。(この段階で、みんなの聴く力は100点満点!)
そこで、いい話の聴き方を短くレクチャーしました。
顔→相手に顔を向ける。(Face)
目→優しく相手の目を見る。(Eye)
耳→頷きながら、聴く。(Listen)
心→自分の心を開く。(Open)
体→リラックスして、身体を相手の方に少し傾ける。(Relax)
②プッカの冒険
ライフスキルのワークです。犬のプッカが、冒険した道のりを探るグループワークです。絵カードと情報カードが配られ、情報の伝達を楽しいやり取りの中で、体験できます。普段もプッカのワークの様にすればいいのだと、子ども達は実感できます。「伝えること・聴くこと」が、必死に問題解決しようとする中で身に付きます。
今年度は、61人を一挙トレーニング!! 真剣な顔・笑顔も61人分!!
私もワークを通して学びをいただき、自分自身が変わりつつあるかなぁと感じています。