西宮ライフスキル研究会

2010 12月

『時代』に涙・・・蘇る35年前の想い

投稿者:かっしー

 今日は娘と一緒に「中島みゆきTOUR2010」に行ってきた。

場所は神戸国際会館こくさいホール。ロビーの窓からはルミナリエのイルミネーションの一部が輝いて見えた。

娘は現在19歳。小学生の時、みゆきさんが紅白歌合戦で歌った「地上の星」を聴いて以来の大・大・大ファン。小学生で中島みゆきの歌に魅せられるなんてさすがに私の娘。今では私以上に大のみゆきファン。

会場には娘のような若者もチラホラ。しかし、大部分が私くらいの年齢より上の方だった。

今回のコンサート。年齢層に配慮してか、新しい曲より古い曲をみゆきさんは多く歌ってくれた。

そして、コンサート最後の曲がみゆきさんがデビューして最初の大ヒット曲となったあの『時代』だった。

私が始めて『時代』を聴いたのが35年前。一番辛くて悲しい毎日を送っていた頃だった。

今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて

もう二度と笑顔にはなれそうもないけど・・・

そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ

あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ

だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう

まわるまわるよ 時代は回る 喜び悲しみ繰り返し

今日は別れた恋人たちも 生まれ変わって巡り逢うよ

この歌をラジオからテープに録音し、毎晩毎晩涙を流しながら「いつか、きっと幸せになって、あんな時代もあったと話せるようになりたい」そう願ったのを覚えている。

みゆきさんのTOURには何度も参加しているが、今日のようにアカペラでこの『時代』を聴いたのは初めてで、35年前の想いが胸にこみ上げてきて思わず涙が溢れた。

今、私は幸せに生きている。あんな時代があったねと笑って話せるようになった。

35年たって、まさか自分の娘と一緒にコンサートに来て、この曲を聴きながら涙するなんて・・・あの頃は想像もできなかった。

娘がみゆきファンになってくれたから、毎年娘と一緒にTOURに参加させてもらえる。

みゆきさんファンの娘に感謝かな。

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ルミナリエに行ってきました

投稿者:かっしー

PC050004  今日、研修の帰りに友人と神戸ルミナリエに行きました。

ルミナリエには毎年行っていますが、こんなに暖かな日は初めてで、たくさん着込んでいたため少し汗ばむほどでした。

8時30分頃元町駅に着き、そこから会場へ向かう行列に飲み込まれたのですが、大丸の近くまで来て、ルミナリエ入り口まで30分以上という表示。時間も遅くなるし今回は諦めようと並ぶのをやめ列の外に出ました。でも、折角だから少しでも見たいね。ということで、東遊園地だけ行って見ることにしました。

そのまま、大丸と中華街の間の道路を南に下り、ルミナリエ会場より1本南側の筋を歩きルミナリエの終点である東遊園地に向かいました。そして、途中、オリエンタル神戸ホテルの角を左折しルミナリエの側道を歩くことにしたのです。すると、なんと、ついてるついてる。夜遅かったせいか、ゲージが外され、側道からルミナリエの列に入ることができたのです。なんだか、長い時間並んだ人たちに申し訳ないなと後ろめたさを感じつつ、運の良さに感謝し、美しいルミナリエを楽しませていただきました。

また、来年もこの美しさに出会えますように。

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四季花風姿

投稿者:よっしん

一月カレンダー写真花の苗木や野菜の種を奈良の大和農園から取り寄せ、その育ちを楽しむのも私のささやかな趣味の一つです。昨日、2011春のカタログが届きました。年末には、花のカレンダーも同封されるので、それも毎年楽しみにしています。カレンダーには、いつも写真家の前田晃さんの素晴らしい花の写真があり、そこに素敵なコメントが添えられています。

この写真は、一月のカレンダーのほんの一部です。作品の素晴らしさは到底伝えることはできないのですが、

「木の花、草の花に限らず、花をアップで撮る際、一番重要なのは、良い咲き具合の花を見つけることだ。なおかつ、背景にも気をつける必要がある。梅や桜などの花木では、花の位置が高いので、バックに木の間ごしの空が入らないようにしたい。写真ではバックに白梅を配して、紅梅の色を際立たせた」

と記してありました。白梅と紅梅のコントラスとが見事な一枚です。このコメントに私はドキッとしました。今まで花の写真を撮るときには、空の青さをどう切り取って画面に入れようかとカメラを構えていたからです。

カレンダーの最後のページにこれまた素敵なエッセーが載っていました。プロの仕事に向かう姿勢に心が熱くなりました。

「四季折々に風景と出合い、花と巡り合って、それらを写真に撮るのが私の仕事である。広い風景はそれなりの場所へ赴かなければならないが、花は自宅の庭や近所の公園でも撮ることができる。今回の写真も野山で撮ったものもあれば、庭や公園で撮影したものもある。いろいろな花にカメラを向けるが、ただひとつ切り花だけは何故か撮ってみようと思わない。部屋に飾るのは大好きだが、撮る気にならないのは、言ってみれば切り花には根っこがないからだ。
野の花でも庭の花でも、それぞれが生えている場所に適合し、四季という季節の中で、根を生やし葉を繁らせ、花を開き実をつける。そうした自然の息吹を花という被写体を通じて、表現したいと願っている。もっと年を取ればあるいは心境が変わるかもしれないが、今の所はこうした撮り方しかできないし、それを続けて行きたいと思う。
花と人とのつながりの歴史は、古くそして根強い。薬草などの実用面から詩歌の題材や絵画、工芸品の図柄など、花のモチーフは日本人に多大なインスピレーションを与えてきた。花に癒され、元気づけられる人もいるだろうし、花があることで暮らしに潤いを感じる人もいるだろう。
さまざまな花が、さまざまな所に存在するが、根っこをつけた花は、ひととき咲き誇っては、散ってしまう。そして年を変え、巡り来る季節の中でまた花をつける。人はそのたびに新たな思いで、花を愛でることができる。庭の花でも野の花でも、根っこを持った花だけにできることである。そうした花々をひとつひとつカメラに収めて行くことが、私の仕事だと思っている。
前田晃」

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