西宮ライフスキル研究会

2011 8月

人生で初めて「ショートコント」をしました。

投稿者:おっちー

「おっちーです」「おりりんです」「ショートコント!」 → (これだけで笑いがとれました)

おりりん「なぁなぁ、知ってる?ユベントスのアマウリ選手が、イタリア代表になったんやて」
おっちー「ええやん。アマウリは、すごいいいフォワードらしいよ。何か問題あるん?」

アマウリ選手は、ブラジル出身です。サッカーのナショナルチームの代表をどう選ぶのかというのを切り口に、日本代表の選考基準を考えるというグループワークを通して、人種差別や外国人排斥について考えるというワークショップをしました。国際理解の研修です。

大阪市国際理解教育部の研究員をしています。私は、「多文化共生部会」です。他に「地球の未来部会」「外国語活動部会」があります。

笑っていただき、考えていただき、そして和やかな中にも熱のある討論が交わされました。

参加者は、100名を超えました。部員は40名ほど。4~5名のグループに分けて、3つの部会の研修を体験していただきました。その「グループ分け兼アイスブレーキング」と「はじめのことば」、そして「ショートコント」を担当しました。終わってみれば、楽しかったです。

でも、打ち上げは早々に引きあげて、馴染みの歯科にとびこみで行って診てもらいました。ここ2,3日歯の根っこが痛かったのです。「疲れが出ると、弱いところにくるんですよ~」と、先生。疲れていたのかなぁ~。

疲れていたというより、先週あたりから学校学級のことが気になって仕方ありませんでした。運動会の準備、2学期始め「銀の3日間」の学級経営、そして、2学期研究授業の指導案、学年便り、そうそう年間指導計画も、遠足の下見も。月曜日には、電子黒板の研修出張もあるけど、ようやく本業(?)に精を出せます♡♡♡

スイス旅行と6回の研修講師をした夏休み。朝は、普段よりゆったりできましたが、何だかその日暮らしだったような・・・。でも、中学の同窓会や大学時代の友人との女子会、新任のころからの友人とのランチもできたし、子どもたちをピア・サポーター育成講座に連れていけたし、めいいっぱい活動できた「てんこ盛りの夏休み」でした。

子どもたちは、どうかな。夏休み明けは、日焼けをしたりして、ちょっとワイルドに、そして少したくましくなっているはず・・・です。楽しく、優しく、でも、締めるところは締めて、居心地のいい学級にします!!

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若者たちへ伝えたいこと・・・自分らしく生きるということ 。親たちへ伝えたいこと・・・子どものありのままを認めるということ。

投稿者:かっしー

 CA380507今日はNPO法人情報センターイシス神戸で標記のテーマで講演をさせて頂きました。
私の講演の後には、引きこもりから回復した若者たちの体験発表や居場所の見学会などがあり盛り沢山な内容のイベントでした。
   若者たちの体験発表では教師として大変悲しむべき発言がありました。
A君は現在23歳。小学校の時いじめが原因で学校に行けなくなりました。すると、ある日学校から校長と教頭と担任がやって来てロープで足と手を縛り、パジャマで裸足のまま抱えられて無理やり学校に連れてこられ保健室に放り込まれたそうです。そして「もし、明日も来なかったら今日みたいなことになるぞ」と脅され毎日泣きながら学校へ行ったそうです。中学では自殺を考え、自宅のマンションの5階から飛び降りようとした時両親に見つかり死ぬことを思い留まったそうです。学校へ来れない子どもの手足をロープで縛って無理やり連れてくる等と言うやり方が10年ほど前に行われていたなんて信じられません。話を聴いて涙がこぼれました。教師として彼に心から謝りたいと思いました。学校は不登校の子どもたちの対応を絶対に誤ってはいけません。A君を追い込んだような教師が二度と現れないようにしなければなりません。改めて私の使命を強く感じました。
 体験発表では若者たちから親や大人たちへのたくさんのメッセージが伝えられました。一部ご紹介します。一緒に考えて頂けたらと思います。
・全てにおいて「何で?」って聴かないで欲しい。自分でもわからな いのに責められてい る感じがして辛い。
・「仕事せずに、ブラブラして」だけでなく「どうせあんたなんか仕事しようとしてもいい仕事にはつけへんわ」とか余計な一言は言わないで。やる気をなくすような言葉掛けをしないでほしい。
・母親に「あんたなんか産むんじゃ無かった」と言われた。それなら最初から産むなよって思う。
・母親に「あんたは橋の下で拾ってきた」と言われた。そんな拾って来 た子に父親と同じ学歴(東大医学部)を求めるな。
・一言に引きこもりと言っても様々。一人一人個性もあり考え方も違う。そ れを認めてほしい。
・引きこもりを問題視する社会自体が問題だ。引きこもりを認めて見守ってほしい。           等など

そして、最後にそれぞれが自分の夢を語ってくれました。しっかりした口調で自分の夢を語ってくれた5人の若者たちあなたの夢は必ず叶うよ。
「今はただ、“生きていくこと”が夢です」と語った B子さん。
その横で「B子さんと結婚して幸せな家庭を作ることが夢です」と恥じらいながら語ってくれたA君。
おばさんは、二人のアツアツぶりに当てられっ放しだったよ。
どうぞ二人で幸せな家庭を作ってくださいね。

 今日は私の講演なんかより、この若者たちの体験発表だけで充分考えさせられる内容でした。ずっと苦しみと悲しみのなかで生きてきた彼らが幸せに輝いて生きられるような世の中にするために、私に何ができるのか真剣に考えたいと思います。

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はずかしがりやのれんこんくん

投稿者:かっしー

img057 私は子どもの頃親に絵本の読み聞かせなど、一度もしてもらったことがなく、我が子にもほとんどしてやることはありませんでした。どちらかというと絵本には興味はなかったほうかもしれません。そんな私に素敵な絵本との出会いがありました。      

 18日、子どもの心と教育研究会の大会に参加した日のこと。午前中の全体講演は絵本作家の長野ヒデ子さんでした。長野さんはどの『絵本』にもとても深いメッセージが込められていることをお話してくださいました。

長野さんは代表作である『おかあさんがおかあさんになったひ』という絵本を舞台の上で会場の私たちに向かって読んでくださいました。そして「この絵本は子どもだけではなく、おとなたちにも良く読まれていて、以前、40歳過ぎの引きこもりの男性から「親を恨んでいたけれど、僕の母親もこんな風に僕を産んでくれたのかと思うと涙があふれた」という手紙を頂いた事もあります。子どもたちはこの絵本を読んでもらうと、すぐにお母さんに自分が生まれた時のことを尋ねます。何度も何度も確認するかのように。人は皆、自分がどのようにして生まれてきたのか、どれだけ望まれて生まれて来たのかを知ろうとします。そうやって自分の命がどれだけ大切なものなのかを確認したいのですね」とお話してくださいました。私はその長野さんの言葉に胸打たれました。

  講演が終わり、長野さんのサイン会へ行きました。残念ながら「おかあさんがおかあさんになったひ」は既に売り切れていて手にすることができませんでした。しかし、長野さんにこの思いをどうしても伝えたくて、サイン会が終わるのを待って再び長野さんのもとへ行きました。そして「私は子育て中の母親たちへの支援や不登校・ひきこもりの子どもたちや若者たちの支援をしています。今日ご紹介いただいた絵本を私が講演する時、読ませて頂いていいですか?今度の日曜日に引きこもりの支援をしているNPOで講演をします。その時に読ませて頂きたいのですが絵本は売り切れてしまったようです。帰りに本屋さんへ寄って買おうと思います。本当に今日はお出会いすることができて幸せでした。ありがとうございました」と伝えました。すると、長野さんは「それなら「はずかしがりやのれんこんさん」という絵本がいいですよ。ひきこもりの人たちへのメッセージのこもった絵本だから。すぐにお送りしましょう」と言ってその場で出版社へ電話をかけてくださいました。昨日、早速絵本が届きました。包みを開けてびっくり、お願いした本以外に2冊も他の絵本をプレゼントしてくださったのです。

  長野ヒデ子様。お心遣い本当にありがとうございます。その優しさに感動すると共に、この運命的な出会いに感謝です。

  明日は午後から情報センターイシス神戸で講演をします。大学院で研究していた二年間事務局を務めた引きこもりの若者の居場所です。そこでこの絵本を読ませて頂きます。絵本に込められたメッセージ(あなたは価値のある存在である。望まれて生まれてきた大切な命である)を伝えられるよう頑張ります。

   あまり、絵本の読み聞かせなどしたことのない私。さっきから何度も練習をしていますが、舌がうまくまわりません。明日の本番までにもっと練習をしなくては!!

  明日の講演会は素晴らしい出会いに溢れています。

 「ついてる・ついてる・絶対大丈夫!!」 

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今まで食べた事のない・めちゃくちゃ美味しいイチゴミルク  in 今治

投稿者:かっしー

matuyamazyou    今年の盆休み、城巡り同好会のメンバーと私の運転で広島・四国お城巡りに出かけました。
巡ったお城は「福山城・今治城・松山城・湯築城・宇和島城・大洲城」の六つのお城です。
これでこの夏までに巡った日本百選の城はトータル三十城になりました。
    まず、福山城を見学した後しまなみ海道をひた走り四国へ。来島海峡を展望台から眺めました。キラキラ光る海にたくさんの島々が点在し、その美しさに明石海峡から大橋を眺めるのとは違う感動を覚えました。hasi

    今治城に向かう途中、古い小さなお店の前に長い長い行列が出来ているのを見ました。「何の行列だろう」と気になりつつ、その場は車で通り過ぎたのですが、どうしてもその行列の理由を知りたくて、今治城を見学した後、歩いてそのお店に向かいました。
店の名前は「登泉堂」。看板には「かき氷・わらび餅」と書かれていました。行列は先ほど側を通った時の倍の長さにまでなっていました。chirasi
「カキ氷に行列?」と思った私は、列に並んでいる若者に「どうしてこんなに並んるの?」と尋ねました。すると「めちゃめちゃ美味しいんですよ。ここのイチゴミルク。僕ら神戸からここのイチゴミルクを食べるためにわざわざ来るんですよ。でも、こんな行列は初めてです。この間テレビで紹介されたからかなぁ」と教えてくれました。「そうなんやぁ。そんなに美味しいんだぁ。そりゃ話のネタに食べて帰らなきゃね」と城女三人はその長蛇の列の最後尾に並びました。
約40分並んでようやく狭い店内に。私は若者お勧めの「イチゴミルク」を注文し、友人はせっかく愛媛に来たのだからということで「伊予柑ミルク」、もう一人はやっぱりカキ氷といえば定番の「抹茶ミルク金時」でしょうと三種類のカキ氷を注文しました。目の前に出て来たカキ氷たちを見てもうビックリ!!氷の白い部分が全く見えず、てっぺんからシロップとミルクがタップリ。一口食べてまたビックリ!!これは文章でとても表現できません。ichigoイチゴのシロップはまろやかな、そして大変濃厚な味で、口に残るツブツブ感で生のイチゴから作られているとわかりました。今までに食べたことのないめちゃめちゃ美味しいイチゴミルクでした。三日間の城巡りを終えて帰る車中でも「あのカキ氷の味が忘れられないね。もう一度食べた〜い!!」と次回を誓う城巡り同好会の三人でした。

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東京紀行Ⅱ

投稿者:おっちー

今週も東京に行きました。

お盆と大学時代の友達との女子会のためです。

朝、迎え盆の準備をして、その後、父とお寺に行きました。母と甥っ子に、「おかえりなさい」です。「家は、落ち着くでしょ」と。実家に帰ると、何だかほっとして、疲れがとれる気がします。教室・実家、そして西宮の私の寝室・・・これが、私の3大パワースポットかもしれません。

そして、品川プリンスホテルのレストラン「ハプナ」へ。ドボが、2か月前から予約しておいてくれました。NEC_0256

なぜ、品川?と思いましたが、すごかったです。11時半から3時半までいられるバイキングのお店だったのです。広い店内はキッチンスタジオのよう。和洋中華にあらゆる飲み物のオンパレード!!3000円!!(アルコールは、有料です。)埼玉から出てくる(?)わけがわかりました。おすすめします。

6人でしゃべるわ、食べるわで、大盛り上がりでした。10年以上ぶりに会ったイワコ・玲ちゃんともタイムワープしたように、何の違和感もありませんでした。大学時代の旅行研究会の同期です。

先週の中学時代の同窓会でも、今回の女子会でも、東北大震災時のことが話に出ました。埼玉県久喜市では液状化で家が傾いたとか、千葉県柏市はホットスポットになっているとか、福島の実家に子どもを連れて帰省するか迷っているとか、茨城県古河市の友達は大丈夫、埼玉県熊谷市ではコップが割れたとか、そして大阪の私は、授業中だったけど数人の子が2度揺れた事をその場で伝えてくれたこと・・・。

大阪に着いて、本を3冊買いました。その1冊が、内田樹・成瀬雅春著『身体で考える』。第5章大震災を生き抜く「身体の声」の聴き方では、3月11日の朝、身体がカチカチにこわばった人が何人も診療を受けにきたという話が載っていました。

身体で考える人、頭で考える人・・・と内田先生は、分けられます。身体のセンサーがしっかりしていると、情報や周囲の動きに惑わされることなく、身体が鳴らす危険信号を聞き、すぐに行動できるのだそうです。亡き母は、そういうタイプだったかもしれません。

迷ったら「身体の声」に耳を澄ます・・・すべての答えは自分の中にあると言います。自分を信じる・・・。

帰省した関東では、電車の中で席を譲る姿を何回か見ました。少し人の動きが変わったように思った2回の東京紀行でした。

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