西宮ライフスキル研究会

2012 7月

安土饗応膳

投稿者:よっしん

昨日はJR近江八幡で降り、車で広々としたスイカ畑を抜け、両岸よしが生える水郷に沿って北西に進み、私たちは一路「休暇村近江八幡」を目指しました。
そこで、織田信長が、武田勝頼を討った徳川家康をねぎらうために安土城に招いたとき用意した「安土饗応膳」を再現するイベントに参加するためです。
織田信長は、接待役の明智光秀が用意したこの料理の味を気に入らず、光秀を叱責したため、2週間後の「本能寺の変」につながったのではないかと言われているそうです。
安土饗応膳1今回は、1582(天正10)年5月15日最初に出された「をちつき膳」を味わいました。食卓には、タイの焼き物・ホヤの冷や汁・ウズラの焼き鳥・アワビの煮物・ハモの串焼き・マナガツオの刺身・ウナギのつけ焼き・コイの汁など豪華な16品が並びました。まず、大島康広料理長が、「当時も全て食材の良さを生かした味で作られました。調味料は酒や酢や味噌汁の上澄みなどを使っています。これは八丁味噌で味つけをしました」などと一品ずつ丁寧に当時の料理法を説明されました。
江戸時代の「続群書類従」には、もてなしの膳は合計4回140品が振る舞われたと書かれてあるそうです。
安土饗応膳2あっさりとした味付けでどれも美味しかったのですが、私はフナずしが、友だちはコイ汁が一番気に入りました。
歴史の謎にしばし思いを馳せた一日でした。
今後残りの膳も再現される予定です。来年は、次の膳を楽しむと共に、水郷巡りやウ゛ォーリス記念館回りなども是非ともしたいです。

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