西宮ライフスキル研究会

2012 10月

自己肯定感とお片づけ

投稿者:おっちー

5年生の家庭科で、整理整頓を学習しています。

身の回りが、ごちゃごちゃしていることと、自己肯定感が関係がある?!

断捨離のやましたひでこさんと精神科医の中村究さんのコラボ講演会に行ってきました。テキストは、『なぜ捨てられない人は、うつになりやすいのか』(主婦の友社)でした。

不安の証拠品としての物が、たまりにたまって片づけが難しくなっている・・・だから、捨てていいと自分に許し、「自分が決定している」と意識して「捨てる」。自分を取り戻すトレーニングとしてやっていくのです。それが、自己肯定感を高めることになるのだそうです。物ではなく、自分を尊重し、自分を取り戻す~。

捨てるという行動・・・「まず行動ありき」の認知行動療法なのだそうです。

選択決断!!!

教室の机の中に、ずいぶん前のお便りやプリントやテスト、よくわからないものでいっぱいのあの子、教室はいいけど家の机はめちゃくちゃというあの子、そして自宅は物であふれそうな私。手ごわい問題です。

子ども達の自己肯定感を高める方法について質問しました。「サポーターとしての大人は、子どもに命令するのではなく、子どもが自分で決めるようにすること」「サポーターの心構えとして、その子のふみこめない領域を意識することと、サポーターの大人が存分に楽しんで生活すること」が子どものコンディションを変える」との答えでした。

ライフスキルで言うと、意思決定スキルが大事なんですね。加えて、他者理解スキル。

今必要ないものは、捨てていいと自分に許して、片づけに挑戦します。来週、まずはリビングのソファーを出します。

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「子どもは資源になりますか?リスクになりますか?」  

投稿者:おっちー

上野千鶴子さん(社会学者)の講演に行ってきました。「おひとりさまの最期」。

今は家族関係が脆弱になり、これから都市部で高齢者の単身世帯が増えていくようになります。(離婚や死別、子どもの自立)高齢者に対しては、在宅支援をするより施設志向へとシフトしていくという話を伺いました。

でも、お年寄りはみんな「やっぱり家にいたい」のだそうです。「施設に入って、お幸せな高齢者はいない」と、上野さんは、断言しました。・・・そうなのかなぁ~。

施設に入るのを決めるのは、本人ではなく、その人の子どもなのだそうです。・・・そうなんだ~。

一方、介護のいる家庭は、もう家庭といっても介護という仕事をする職場と化す、という話もありました。・・・う~ん。

そこで、子どもがいても昔のように老後を見てくれるであろう、ということにはならない・・・つまり資源にはならない・・・。小金をため込んだ団塊世代が育てた子どもたちは、小金をため込めないまま老後へ。う~ん、厳しい現実・・・。

『おひとりさまの老後』出版の際は、コレクティブ・リビングで過ごしたいということでしたが、今は「在宅ひとり死」を望んでおられるとのことでした。「なずびの切り方ひとつで言い争いになるような世代の同居は、無理」なのだそうです。

都市部の高齢者は、サービスや医療を在宅で受けて、インターネットで交流をして暮らせるということでした。資料や実例の提示、ユーモアたっぷりで説得力ある語りでした。

「家族関係の脆弱さ」、なるほど~。昔の農耕社会には、戻れません。超高齢者社会にお手本は、ありません。これから、どうしたいのか、今を生きる私達が創造していく以外にありません。

勤務校では、地域の運動会が盛大に行われました。例年通りの競技、いつものたこせんとミルクせんべい。大きなえびせんべいにソース、揚げ玉、マヨネーズがのった「たこせん」50円をほおばりながら(めっちゃくちゃおいしいのです、これが)、この地域はがんばっておられる、良かった~、ありがとうございます~と、秋空に感謝しました。

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愛犬との悲しい別れ

投稿者:かっしー

今日、13年間家族同様に暮らしてきた愛犬がなくなりました。

13歳。人間で言うと68歳。チワワのような小型犬にしては長生きだそうです。

肝臓を患っていました。パンパンに腹水がたまり、週に一度夫に連れられ病院で水を抜く治療を受けていましたが時間の問題と言われていました。

家族の中で私に一番懐いていました。ここ数日間、容態が悪かったので、旅行中も心配でした。でも、私の帰りを待っていてくれました。今朝、いつもなら私が起きてくるとクンクン鼻を鳴らして足にまとわりつくのにゲージから出てきません。声をかけると一瞬目を開け、またすぐに閉じました。心配でしたが仕事を休むことはできませんでした。仕事を終え、帰宅してすぐにゲージをのぞき声をかけても、固く閉じた瞳は二度と開くことはありませんでした。

家族でお別れをし、ペットの葬儀業者にきてもらいました。自宅の前に停めた専用の車で火葬、小さな小さな骨を一つ一つ拾いながら思い出話をしました。娘が一番泣いていました。鍵っ子の娘が学校から帰って家に誰もいないと不安だから犬を飼いたいと言い出し、ペットショップで一目惚れして購入した子でした。

葬儀が終わり、見ると辛くなるからと、夫がすぐにゲージやトイレを片付けました。あの子がいた場所には何もなくなり、広くなったリビングの隅を見ると涙がこぼれます。

ミーミ。

ひとりぼっちで逝かせてしまってごめんね。

13年間ありがとう。

安らかに眠って下さい。

ママより。

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