西宮ライフスキル研究会

2013 5月

「ついてる・ついてる」胃癌の早期発見!!その理由は?

投稿者:かっしー

ただいま!!

昨日、無事退院して参りました。夕べは自宅でぐっすり眠ることができました。やはり、我が家は最高です。

入院中にはたくさんの皆様から励ましのメールやお見舞いを頂き、本当に嬉しかったです。

私はこれだけ多くの皆様に支えられて生きている、本当に幸せな人間だと実感しました。支えて下さっている皆様に心から感謝申し上げます。

退院前、主治医の先生から退院後の生活について指導がありました。

その中でわかったことですが、実は私の癌は早期であっても悪性の中でも悪性の「未分化型早期癌」だったとのこと。

この「未分化型」はリンパ節への転移も早く、発見が遅れると「スキルス性胃癌」に移行していたそうです。

だから、手術方法もこの程度なら内視鏡や腹腔鏡の適応になる所、開腹手術を勧めたとおっしゃいました。

主治医からは「よく健康診断を受けましたね。それも、バリウムでは発見できないほどの早期なので、胃カメラ検査を受けられたのは正解ですよ。間違いなく完治します」と誉めて頂きました。

この「バリウムではなく、胃カメラ検査を受けた」経緯は本当に「ついてる・ついてる」出来事の連続だったのです。

学校に勤務していれば夏休み中に胃部検診(バリウム検査)が実施されます。しかし、研修所は11月でした。検診の朝、お弁当を作っていて、ふっと、余ったタコさんウインナーを食べてしまったのです。「あっ。今日はバリウム検査やった」・・・後の祭りです。仕方なく別の日程と会場に変更しようと健康診断の日程表を見ると、以後の検診は遠方の会場でしかなく、面倒に感じた私は1回くらい未受検でもいいかなと、その日の胃部検診は受けなかったのです。

ところが、年が明けて1月。研修所の総務から「胃部検診が未受検のままです。早急に受検し結果を出すように」と催促を受けたのです。さすが県立の機関です。適当にスルーするなんてことは許されません。バリウム検査のため、予防医学協会まで行くより、かかりつけのクリニックで胃カメラの検査を受けた方が早いな思い、2月中旬に検査を受けたのです。そして癌が発見されたというわけです。

あの時、タコさんウインナーを食べなければ、バリウム検査を受けていたでしょう。しかし、バリウムでは発見できません。その結果、異常なしの診断がおりていたはずです。そうなれば、自覚症状がでないまま、時を過ごし、発見された時には手遅れだった可能性があるわけです。

研修所に勤務していた事、総務から受検を催促された事、バリウムではなく胃カメラ検査にした事など、今考えると本当に「ついてる・ついてる」出来事の連続だったのです。

胃癌になり自分の人生を「ついていない」と嘆くのも、早期発見で「ついてる・ついてる」と喜ぶのも自分次第です。

私は今回のこと。全て「ついてる・ついてる」と感じます。

私は講演の中で「常に何があっても“ついてる”と思う人の人生はついてくる。しかし、“ついてない”と思う人の人生は波乱万丈」とお話しています。今回の事でまた講演のネタが増えました。きっと、これも「ついてる・ついてる」です。

仕事復帰は5月27日です。

それまで、ゆっくり休養し、体調を整えたいと思います。

 

 

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本日、抜鈎です。「バツコウ」と読みます。

投稿者:かっしー

今日から5月。

本日、術後7日目。

いよいよ、半分抜鈎です。糸で縫って無いので抜糸とは言いません。
では、何で傷を留めてるか。なんと、ホッチキスの針です。
22年前、血管腫瘍で手術した時は糸で縫合しました。
12年前、卵巣嚢腫で手術した時はクリップ (ガチャ玉)で傷口を留めてありました。クシャミをしたら弾けて取れそうで怖かったのを覚えています。
8年前の背部腫瘍の手術の時は溶ける糸を使用し、ドクターが「水着を着た時、目立たないようにしておきましょう」とご配慮下さり、美容整形外科的な縫合をして下さいました。
医学は日々進歩していますよね。
例えば、私のような早期癌も、一昔前なら容赦無く開腹で全摘出でした。今は治療法を患者が選べる時代です。
私の癌は二カ所。粘膜内に留まっており、ステージⅠ(SM)。このケースでは、内視鏡で癌組織だけ取り除く方法と、腹腔鏡で胃を部分切除する方法、開腹で部分摘出する方法とがあります。
ドクターから、それぞれの手術のメリット・デメリットを説明して頂きました。
「内視鏡手術だと、術後の回復は最も早いが取りきれなかった癌細胞が残る可能性が10パーセント。つまり、再発率が10パーセント残る。腹腔鏡手術も、回復は早いが、リンパ節転移の確認が充分には出来ず、余りお勧めしない。開腹手術の場合、術後の負担が一番大きいが、完治率99パーセント」
この説明で、私は迷わず「100パーセント完治を目指したいので、開腹手術をお願いします」と応えた。
でも、やはりこの年でも女です。傷跡が気になります。ドクターにどの位切りますか?と尋ねると「あなたは皮下脂肪が少ないから、5センチ程度の傷で済むでしょう」と仰いました。しかし、実際はお臍の上からみぞおちまで10センチ以上あると思います。初診より5キロの皮下脂肪が増えたからだと言われてしまえばそれまでですが・・・。
その上、背中の手術の時の様に、目立たないよう美容整形外科的には縫ってもらえず。傷跡はとても痛々しい限りです。
誰に見せるわけではないけれど、綺麗な身体でいたいですよね。もうこれ以上身体にメスは入れたくないなと思います。どうぞこれが最後の最後になりますように。

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