西宮ライフスキル研究会

2013 5月

ご褒美は・・・北海道城めぐりの旅!!

投稿者:かっしー

いよいよ明日から仕事復帰です。

その前に、頑張った自分へのご褒美として、この週末、北海道の城めぐり(松前城・五稜郭)に行ってきました。

北海道は今まさしく春。

松前城では満開の桜の花が私を迎えてくれました。5月末にこんな美しい満開の桜が見られるなんて、ホントついてる・ついてる。

函館では五稜郭を見学して、美しい箱館山からの夜景に酔いしれました。函館の夜景はミシュランで3つ☆の認定を受けているそうです。

今日は小樽と札幌市内を観光しました。道産子の銀太くんが引っ張る馬車に乗り、時計台から北海道庁舎へ行き、その後大通り公園を散策しました。そして当然、札幌ラーメンも美味しく頂きました。

体重が減少気味でしたが、この旅で美味しい食べ物を少しずつ、ひっきりなしに食べていたので、きっと戻ったのではないかと思います。明日、復帰した時、職場の皆さんに「あれっ?痩せてないね」と言われそうです。

癌がわかった時、手術が終わったら何か自分にご褒美をあげようと思いました。それがこの旅行でした。

療養中、何度か調子を崩し、キャンセルを覚悟しましたが、その都度「絶対大丈夫!!必ず北海道へ行く!!」そう心に念じていました。無事、夢を叶える事ができて嬉しいです。

私の思いつきに賛同し、同行してくれた城めぐりの仲間たち。ずっと、私の体調を気にしながらつき合ってくれてありがとう。一人では叶わない夢も、誰かと一緒なら叶えようとする大きな力になるのですね。これからもよろしくお願いします。

今回の事では、本当にたくさんの方々が、私のブログを読んで、励ましのメールをくださいました。その一つ一つのメールがめちゃめちゃ嬉しくて心強かったです。本当にありがとうございました。

明日、職場復帰します。

もう、無理はきかないと痛感しています。ボチボチゆっくりペースでやっていきます。

これからも応援よろしくお願いします。

 

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手術から一ヶ月がたちました

投稿者:かっしー

今日で術後1ヶ月が経ちました。早いですね。週明けには職場復帰です。

先週、金曜日に退院後初めての診察に行きました。摘出した胃の写真を見せてもらいました。ビローンと広げられた胃の「ここが癌です」と示された場所には、術前に付けられたマーカーのクリップが4つあるだけで他と変わりはなく全くわかりません。よく見つかったものだと思います。病理検査の結果、1個だけリンパ節転移がありました。でも、他臓器への転移の心配はないとのことで安心しました。主治医から「そろそろ筋トレを初めていいですよ」とお許しを頂いたので、週末からサーキットトレーニングを再開しました。でも、まともに食事がとれていないせいかすぐにヘロヘロ。しばらくは栄養ドリンクとサプリメントは欠かせないかな。体重は癌告知時より1キロ減です。

消化器外科に受診するついでに耳鼻科も受診しました。結果はやはり、以前かかりつけの耳鼻科で診断されたのと同じ「声帯麻痺」でした。「食道の手術と違い、声帯の近くの神経を直接さわってはいないので、回復に時間はかかっても治ると思いますよ」と、神経を刺激する薬を処方してくれました。今は普通に喋ろうとすると、小さくかすれた声しかでませんが、発声の仕方を工夫して、高い裏声なら何とか会話ができます。最初と比べるとかなり回復しているように感じます。完全復活までにはもう少し時間がかかりそうかな。

 

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幸福とは

投稿者:おっちー

かっしー、体力が戻ってきたね。良かった~。

前回のブログのタイトルは、ちょっと辛かったよ。「命と引きかえに・・・」っていうの。

私の父が生前好きだった佐藤愛子の『幸福とは』をぱらぱらと走り読みしました。

幸福とは、どこにあるというものではなくて、何か起きた時に平然と立ち向かっていけることだというようなことが書いてありました。

かっしーが、リハビリが必要なお母さんを西宮に引き受け、手術を受け、術後のまだ大変な時に手続きに行く、その真摯な姿が心を打ちます。現実をしっかり受け止めて、立ち向かっているかっしーは、とても魅力的です。

声が戻るよう祈っているけど、今のままでもマイクもあるし、しばらくしたら講演の講師を再開してね。

私は、先週4日間、家庭訪問でした。初日は、3月の寒さ、3日目は夏日のような暑さ、4日目は冷たい雨で、天候のストレス大でした。

でも、家庭訪問に行くと、1年生の子達は、お母さんの周りをあちこち動き回ったり、トイレのドアを開けたり閉めたり、玄関から外に出たり入ったり、ヤドカリやザリガニなどの自慢のペットを水槽ごと持ってきて見せてくれたり、レゴの作品を見せてくれたり、子ども部屋に招待してくれたりと、とっても嬉しそうにしていました。

もう若くもないし、ことさら何ということもない、私のような者をこんなに喜んでくれる子ども達がいることが本当に有難く、子ども達の純真さに心洗われる気持ちになりました。

5年前に1年生を担任した頃から声がかすれて、もう低学年は担任しないと決めていました。(声帯に結節ができるのは、幼・低学年の教員に多いそうです。)

でも、再び1年生を担任して、本当に本当に可愛いなと毎日思っています。笑って、褒めて、励まして、ときどき「ありえない~」と驚いたりして、ドラマな毎日です。(赤白帽子をなくして一週間あちこち探してやっぱりなくて、買ったその日に出てくる、とか。)

来週は、遠足があります。元浜緑地は、学校から電車で4駅です。日曜日の今日、再び自主的に下見してきました。4月に下見に行ったときとは違い、花がたくさん咲いてアリや蜂も見られました。トイレもしっかり視察。安全で楽しい遠足になりますように。

今日は、母の日。「お母さん、母の日おめでとう」と、長男は言って、会社に向かいました。午前零時過ぎに帰宅し、朝6時半に家を出ています。毎年、母の日の朝にカーネーションをプレゼントしてくれていましたが、今年は余裕がなかったそうです。「母の日は、おめでとうではなく、ありがとうやろ」って、つっこみたくなりましたが、言語力不足は家庭の教育力のせいかもしれないと、ぐっと呑み込みました。娘からは、アンリシャルパンティエの焼き菓子。小さくて、2列に並んで箱におさまっている様子が、1年生が2列並びで前へならえしているように見えました。美味しかった。熨斗には、「お母さん、ありがとう」、娘の言語力は大丈夫でした。

自分も家族も子ども達も身の回りの人も幸福であるよう祈り、願い、求めています。でも、現実は、なかなか厳しく、みんな何かしらの課題をもっています。幸福は・・・幸福は、気づいた瞬間・見い出した瞬間に出現するもののような気がしています。マッチ売りの少女が、一瞬見てすぐに消えてしまったあのイメージです。その都度気づいて見い出して、感謝をもつ・・・ような。

多忙感の中でも、ふっと気づけるような・・・明日からの一週間がそうでありますように。

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“命”と引き換えに・・・“声”をなくしました。

投稿者:かっしー

手術から2週間がたちました。

傷の痛みは日に日に和らいでいます。

しかし、未だに声が出ません。

かかりつけの耳鼻科を受診し、鼻からファイバースコープで声帯を診てもらったのですが、モニターに映る声帯を見てショックを受けました。

何と、右側の声帯が開いたまま全く動いていないのです。

診断は「右声帯麻痺」

5時間にも及ぶ手術の際、全身麻酔の気管挿管チューブで圧迫されたために神経が断絶した可能性があるそうです。

積極的な治療法はなく、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と様子を見て行くしかないそうです。

1年たっても回復の兆しがない場合、手術で開きっぱなしの声帯を閉じる方法もあるそうですが、もう手術はしたくありません。

声帯が開きっぱなしなので、むせやすく、誤嚥性肺炎にもかかりやすいそうです。

未だに水がうまく飲めない理由がわかりました。

命と引き換えに声を失うなんて、全く想像もしていませんでした。

もう、講演ができないのかな・・・。

 

 

 

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病気になって得たもの・・・家族の団結

投稿者:かっしー

8年前、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんにカウンセリングをして頂いた時、アドバイスされながら実行しようとしなかった事が一つだけあります。

それは「あなたは、常に家庭の外に輝く物を見つけようとしていますね。でも、一番身近に輝く物があるでしょう。もう少し家庭に目を向けなさい」というアドバイスです。

この連休、私の退院に合わせて、大学院生の息子が名古屋から帰省しました。いつもなら、帰省しても就活と遊びで自宅にいることのなかった彼が、今回はずっと自宅にいます。

娘は相変わらず勉強一筋で、病院へも一度も見舞いに来ませんでしたが、私が自宅に戻り居間に横たわっていると、傍で勉強しながら時折私を見つめ「お母さんが居るっていいな」と笑顔を見せます。

昨晩は、息子と娘と3人で「Wii Resort」に興じました。子どもたちとテレビゲームをするのは初めてです。

今朝、久しぶりにお味噌汁を作りました。子どもたちは「やっぱり、日本の朝はみそ汁だよね。美味しい」と言って食べました。

夕飯は息子がシェフに早変わり。一人暮らしで磨いた料理の腕を披露してくれました。

昨晩は「ビーフストロガノフ」で今日は「ハンバーグステーキ」明日はイタリアンだそうです。

夫は、買い物・洗濯・掃除・食事の後片付けを担当してくれています。

何事も自分でやらないと気が済まない私は、病気をする前は、家事の全てを一人で切り盛りしていました。

そして今、その役割を手放した時、バラバラだった家族が一致団結して母をサポートしようとしてくれています。

今、江原啓之さんのアドバイスを思い起こしています。

江原さんはきっと警告してくれていたのですね。家庭を顧みず、外にばかり出て行く私に「家庭に目を向けなさい」と。

病気になるまでわからないなんてね。

今、家族との何気ない時間がとても心地よく感じます。

 

 

 

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