西宮ライフスキル研究会

2013 8月

日本の英語教育は、遅れている・・・。

投稿者:おっちー

兄嫁に笑われました。

9月から小学一年生から週3回15分英語を勉強する、と言ったら。

「遅れている」と。

兄嫁は、北京の方です。中国では、幼稚園から英語を教えているそうです。それも、午前中いっぱい。上海の小学校の英語の宿題を見せてもらったことがあります。長文読解でした。日本の高校レベルくらい。

兄一家は、上海に住んでいますが、一人娘を9月からシアトルの現地校に留学させます。上海のアメリカンスクールを卒業して。理由は、英語の読み書きはできるけど、会話を上達させたいのだそうです。なんと!さすが、華僑の国の人です。

海外で驚くのは、中国・韓国の方(子どもも含みます)は、自信を持って英語を話していることです。堂々としているように見えます。

教育の違いでしょう。どちらの国も熱心に英語を学んでいるのです。いえ、学ばせているのです。必死さが違います。

国民性の違いもあるでしょう。でも、「教育の力」は、すごいです。

私は英語はさておき、「生きる力」をつけさせる方向が、日本には必要だと考えています。学問は、自分が選んでどんどん進めていくでしょう。その土台となる「生きる力」=「自尊感情」をしっかり持tたせたいです。そのために、何をしたらいいのでしょう。就学前の家庭の大切さ、それと就学後の支援。自分の立ち位置からできることを・・・。

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聴く力。

投稿者:おっちー

ニュースZEROで、「若者に足りない?聴く力」という特集がありました。

ピア・サポートやライフスキルのワークショップと同じで、いい聴き方、悪い聴き方のロールプレイをしていました。小学生も大人も同じ学びをしているんですね。

大人になると話すより聴く方が重要になる、聴く力はコミュニケーション力になる、簡単で当たり前そうな聴くことが実はできていない、とキャスターは伝えていました。

大阪市では、ピア・サポート指導者養成講座(教員向け・2日間)、ピア・サポーター育成講座(小~高校生向け・終日)が夏休みに行われています。無料です。でも、プライスレスなほどの価値があります。ニュースを見て、今取り組んでいることに間違いはないんだと確信しました。

ずっと以前から話し方講座というのはありました。今は、聴き方講座なんですね。

 

さて今日は、学校でウクレレ講座がありました。ピア・メンターのT先生が講師です。ウクレレの初心者コースをしてくださいました。私は、Myウクレレで参加しました。ピアの歌(「大きな歌」の替え歌)をウクレレを弾きながら、歌ったりもしました。他校からピア・サポートのメンターが5人集まりましたから。これで、来週の育成講座では、ピアレンジャーとして、ウクレレ弾き語りで「ピアの歌」を歌うことになるでしょう。

 

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ほんの少しの単語とノンバーバルコミュニケーションでのりきったイタリア旅行

投稿者:おっちー

9日間のイタリア旅行から戻りました。ミラノ1泊、ベネチア3泊、フィレンツェ3泊、日中は34度の炎天下を朝から晩まで街歩きをして、平均1日2万歩!!汗びっしょり、水をたくさん飲みました。買ったばかりの冷たい水は、何より美味しく感じられました。

 

今回で、海外旅行20回めになりましたが、自由旅行は2回目です。前回は、24歳のときに行ったオーストリアとドイツへの新婚旅行。そして、あれからはや28年、今回も夫との2人旅。2人とも文部省の英語を普通に真面目に学習しましたが、自由に話せるようにはなりませんでした。イタリア語は、スパゲッティとかピザとかラザニアを知る程度。この旅、大丈夫~?心配な気分で、旅をスタートしました。

 

でも、何とかなりました。ほんのちょっとの英単語と身振りと顔力で、言いたいことを伝え、相手が何を言っているのか、表情と身振りと指差しから読み取ることができたような・・・。文部省の英語科担当の皆様、ディスカッションはできませんでしたが、旅を続ける力はついていました。日本の教育に感謝しました。日本の外国語学習は失敗していませんでした。今の文部科学省の皆さんあせらないで、と伝えたいです。

 

来月から英語先進校の勤務校では、小学校1年生から6年生まで週3回15分ずつ英語を学習します。中学校でも先進校は、同様です。目指すは、中学を卒業したら英語でディスカッションできる力をつけることだそうです。小学1年生は、カタカナや漢字を習う前に、英語での挨拶を習うことになります。大丈夫~?心配なのは、子ども達のことではなく、指導の方です。教員向けの英語研修では、授業で使うであろうDVDの画像がなかなかでてこないこともありました。ハイテンションなコミュニケーションを求める授業を朝8時半から毎回できるでしょうか。必要があれば必死になってコミュニケーションをとるであろうことは、自らの旅を通しても実感しています。そう、急がなくてもと思わないでもありません。

 

ミラノでは、ダビンチの「最期の晩餐」の壁画を見るために、サンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会に行きました。地下鉄のチケットを買うのにおろおろし、道がわからず3度も人に訪ね、地図で路地を確認しつつ教会をめざしました。そして、日本から予約した朝8時45分の30分前に到着できました。ダビンチの絵を15分だけ30人ほどで貸切状態で観れるのです。でも、時間に間に合わなければ、もう入れません。世界中からお客さんが来ているのです。修道院の食堂の壁に描かれたその絵は、教科書やガイドブックの写真で見るのとは違って、大きくて明るくてきれいで圧倒されました。キリストが十字架に架かる前夜の晩餐の絵です。3年もの間ダビンチが、この場にいて、壁に向かって描いていた・・・その同じ場に自分も立ち、同じ壁に触れることができるということに感動しました。(絵の書かれていない面の壁は、普通にさわれました。約400年前の絵です。)

 

水の都ベネチア、花の都フィレンツェ、ピサの斜塔・・・イカ墨スパゲッティ、ジェラート、マルゲリータ、ポモドーロ、Tボーンステーキ、海鮮スパゲッティ、生ハム、グリルしたお魚、カルレーゼ、各種チーズ・・・ベネチアングラスのおみやげ、上質のオリーブ油、12年もののバルサミコ酢、シャンティクラシコ、イルビゾンテのバッグ・・・歩いて、食べて、買って、うまくいったり、失敗したり、珍道中は楽しかったです。頑張りました。

 

夫婦で海外旅行をすると、必ずけんかするものだと聞いていました。ピア・サポートで学んだ聞くトレーニングを活かして、喧嘩はしない、したら、メデイエーションに挑戦しようと決めていました。結果、けんかはしませんでした。お~、実践でしました。夫は、「わがままを言っても怒らないでくれて、ありがたい」と、言ってくれました。怒るのは、2次的な感情です。怒る前に自分がどう感じているか気づくことで、自分の気持ちをアサーティブに伝えられるということも、自ら確かめることができたような・・・。

 

帰ったその晩、校長先生からお電話がありました。「越智先生、がんばる先生に通りましたよ」何と!!!「自尊感情を高める」という主旨で、大阪市教育委員会に申し込んでいたのです。予算がおります。がんばる先生!!!生きる力の基盤となる自尊感情を高めるための予算です。無駄にすることなく、取り組んでいきます。次は、がんばる先生への旅です。

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