西宮ライフスキル研究会

2013 9月

ハートビーイング「ふわふわことば とげとげことば」

投稿者:おっちー

1年生の授業参観でライフスキルプログラム「ハートビーイング」をしました。

言葉について考える学習内容です。人から言われて嬉しい言葉と悲しい言葉を小さなハートに書いて、黒板の大きなハートにみんなそれぞれ貼っていきます。

言葉が人に与える影響を分かち合った後に、言われて悲しい言葉を切り取り、封印します。

今回は、道徳「ふわふわことば とげとげことば」の授業としてしました。

切り取った言葉を茶封筒に入れて、ホチキスで封印しました。授業が終わると、何人かが来て、「先生、封印した袋を箱に入れて。でないと、隙間から封印したことばが出ちゃうから。」と、言うのです。「わかった。そうするね。」と、言いながら、1年生の心は純粋だなぁと心洗われる思いでした。

参観後の学級懇談では、お母さんとハートビーイングをしました。六名の参加でしたから、小さいハート。放課後に子ども達の大きいハートと保護者の小さいハートを教室に掲示しました。「ひとをげんきにする ふわふわことばで はなそう」と、添えて。学年末まで掲示します。嬉しい言葉で教室が満たされますように・・・。

三日後にまたまた参観。学校選択制のための土曜参観です。英語と算数をしました。参観者は、ハートビーイングの掲示を見てくださっていました。

「はじめにことばありき」 いい言葉で、居心地のいい学級になりますように。居心地のいい学年になりますように。(1年生3学級で実施)居心地のいい学校になりますように。

折しも民間校長先生の「偽アンケート」報道で、学校は揺れました。答えにくいアンケートでしたから、提出しませんでした。配られてすぐに感じていた違和感を伝えていたら・・・・・・。感性を働かせられるだけの健康と余裕を持って仕事をする必要があると反省しました。アンケートは、教育委員会からのもののようなニュアンスがありましたが、実際は校長先生からのものでした。校長は、職員や保護者にアンケートを配布した翌日、委員会から注意を受けて、すぐに謝罪文を出しました。今回の「偽アンケート」という言葉は、マスコミの少々きつい「とげとげことば」だったようです。

 

 

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自尊感情を高める学習プログラム

投稿者:おっちー

「自尊感情を高める」ことを目標に、2学期を始めました。

学力・社会性・幸福感は、自尊感情が基盤です。自尊感情は、「生きる力」のマスターキーだと信じています。

自尊感情は「自分を尊重する感情」のこと、「ありのままの自分」をよしとすることです。

その自尊感情は、基本的自尊感情と社会的自尊感情からなります。基本的自尊感情は、生まれてから他者との共有体験で少しずつ少しずつ育まれるもの、社会的自尊感情は、何かをして認められることで大きくなるものです。前者は確たるもので、後者は流動的なものです。だから、基本的自尊感情を高めることが、望ましいのです。それを育てることに挑戦します。

1週目は、ライフスキルプログラムの「感情パスル」をして、人にはさまざまな感情があることにフォーカスしました。

2週目は、ライフスキルプログラム「よいとこビンゴ」をしました。自分のよいところを3×3のビンゴ表に書いて、友達と共通のよいところを2人組になって探すものです。

最初に学級で「よいところ」をブレーンストーミングで言ってもらったら、「優しい」「思いやりがある」「強い」「かっこいい」「かわいい」など次々に出た後に「弱い」が出ました。

「弱いって、いいところなの?」と聞いたら、何人かから「いい」「いい」とのつぶやきが聞こえました。理由を聞いたら、強いと威張ったり、暴力をふったりするけど弱いとそんなことはないからいいとの意見でした。なるほど~。「強い」もいろいろな面がありますが、強いも弱いもいいところと賛同する1年1組のみんなが素敵です。

「弱い時こそ強いのです」という言葉が新約聖書にありましったけ。

1年生の自尊感情は、高いのが普通です。1年1組も同様です。でも、自尊感情は高学年に向けどんどん低くなっていきます。だから、自尊感情を向上させる学習プログラムを継続的にするといいです。学力を支える自尊感情ですから、学習と並行して進めていくことが必要だと思います。思っているだけではいけないので、数値として結果を出したいところところです。どうしたらできるのか・・・それを求めていくのも私の目標の一つです。

「求めよ。されば与えられん」

3週目は、「ハートビーイング」を授業参観でする予定です。

 

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夏休みの思い出  

投稿者:おっちー

2学期が始まり1年生の教室では、夏休みの思い出や絵日記、作品の発表会をしました。みんな元気で明るい、それだけで100満点です。

私の夏休みは、休みなのに慌ただしく過ぎました。

①ピア・サポート養成講座の講師・・・学会の内容に沿って、理論と実習をします。これが終わるまで、非常に縛られた気分でした。

②イタリア旅行・・・行く飛行機の中で、旅程を立てるという気ままだけど言語力のなさからの心配は大の旅でした。

③がんばる先生選定・・・選定されたものの書類の不備を何度も何度も直して、ヒヤヒヤ。

④ライフスキル研修会・・・猪名川2校・大阪市1校でしました。よっしんとあっちゃんと私の3人が講師です。お二人がいると、本当に「ありのままの自分」でいられます。これぞ、ライフスキル!!3校とも大変喜んでくださいました。

⑤2学期の準備・・・とりあえず秋の遠足先の天王寺動物公園へ。

そして、その合間をぬって埼玉の実家の片づけをしました。10年前に母が2年前に父が昇天しました。公団住宅は、そのままでした。上海から兄一家が来て、私の2人の子どもも助けてくれました。1週間で、鍵を返すところまでできました。トランクルームに預けたもの、我が家に宅急便で送ったものもありますが、ほとんどが処分でした。

何も無くなった親の住まいを最後に拭き掃除しました。何だかもう一回住みたくなったりして。46年間もお世話になってありがとう、でした。全てのものを出して見直したせいか、部屋の光景が西宮に戻ってもしっかりと思い出されます。5年も10年もかかることを1週間でやれたのは、兄がいたおかげです。兄にお礼を言ったら、「親がそう仕向けたんでしょ」と、返ってきました。

母が先に亡くなって、苦手で話もできなかった父と必要があってやりとりするようになり、その父の最期は私が看取り、葬儀や何やらで兄と協力・・・母がいたら全てを母がしたでしょう。甘えん坊の私は、いつまでもそのままだったでしょう。

「努力家で気のいい母」と「我が道を行く父」は、「冷静かつ不思議な兄」と「甘えん坊で自由な私」に課題を与え、力をつけるようにしてくれたのでしょうか。ありがたいことですが、もし生きていてくれたら、子ども達が成人した今ならもっと楽しめたのに、と思わないではいられません。

片づけながら、父母のこれまでの一生懸命さに改めて気づき、もう少し私もがんばろう、結果がどう出てもやれるところまでやっていこうと決めました。

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