「どちらがすき?」ゲームは生活班で、「どれにする?」ゲームと「どう考える?」ゲームはクラス全体で実践しました。小集団から大集団へと、学習集団は変化しましたが、どちらの学習集団でも、子どもたちは「みんなの前で、自分の考えを発言すること」と「みんなの意見を聞くこと」の2つの活動に、たいへん興味を示して意欲的にとり組んでいることが、学習中のようすや実践後の感想からうかがえました。
学習活動自体は、自分で考え、発言し、他の人の意見を聞くという、比較的、単純で容易なものですが、まわりとかかわりあいながら学習するという過程が、子どもたちにとって非常によい経験となることを確認できました。また、ふだんの学習や生活のなかでよく直面する事柄に対して、シンプルに「考える・発言する・聞く(分かちあう)」というスキルを身につけることを目的とするこのプログラムは、ふだんの生活にも十分に生かすことができるものであることを再認識することができました。
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