西宮ライフスキル研究会

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PYSANKY(ピサンキ)

投稿者:よっしん

親戚の夏ちゃんから、「芦屋のギャラリーでピサンキ作りのワークショップをします」と連絡があり、参加しました。

SN3F0094.jpg卵の殻に絵を描いたり、染料で染めたりしたものは、世界中で見られます。特に欧米ではイースターにそのような卵を作って遊んだり交換したりする習慣があるそうです。

夏ちゃんは、15歳のときに絵本(「小さな卵の大きな宇宙」・福音館書店)でピサンキと出会い、その魅力に魅せられ、ピサンキを作りたいと願って、武蔵野美大に進みました。夏ちゃんが作るウクライナのピサンキは、ろうけつ染めの技法で精緻な模様を描きだした美しいものです。卵の形の工芸品といえば、ロシア皇帝が皇后に贈るためにファベルジェに作らせていたという金銀や宝石をふんだんに使った「インペリアルエッグ」があります。SN3F0091.jpgでもピサンキは、ウクライナの農民たちがイースターを待ち望みながら家で作り続けていたアートです。元々は、ラズベリーやタマネギや木の皮などの植物染料で染められていました。卵がイースターの象徴として用いられるようになったのは、生命の入れ物である卵が復活のシンボルにふさわしいと考えられたからでしょう。ピサンキの歴史は2000年以上と言われています。ピサンキを家畜小屋に吊るしたり、家の四隅に埋めたりしているそうです。模様は太陽や女神や熊の手や葡萄や花などが鮮やかな色合いで描かれています。

SN3F0089.jpg私は、たくさん飾られた中から気に入ったピサンキ4個と彼女が焼いた皿3枚とネックレス1つを買い求めました。

好きな仕事に打ち込めることは贅沢なことです。夏ちゃんのさらなる活躍を祈りながら、ギャラリーを後にしました。

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