西宮ライフスキル研究会

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フランス現代思想・武道家の内田樹先生

投稿者:おっちー

「日本人に伝えたいメッセ-ジ」、内田樹先生の講演に行ってきました。

せっかくなので、一番前席に座りました。先生は、1メートル先。

政治の話あり、経済の話あり、哲学あり・・・なるほど~ひやり~あはは~・・・本当に大好きな先生です。当たり前のことをずばりとおっしゃる!でもそんな当たり前にも気づけない自分。

角福戦争(田中角栄VS福田赳夫)を例に、非エリートとエリートのについての話は、納得できました。どっちもありで、その都度ケースバイケースで決める。押したり引いたりしながら進めることがいいのだっていう話でした。多様さの中から、方向を探っていくことは、集団の基本です。(学級集団もそうでありたいと、いつも自分に言い聞かせています)いろいろな思いの人がいること(多文化共生)は、苦しいこともあるかもしれませんが、その方が集団は高まっていくのだと信じて、押したり引いたりしていきたいものです。みんな実は敵味方などではなくて仲間、立場は違っても。

内田先生は、自分の持つ才能も財産も還元していくよう勧めておられます。1970年代、そんな還元は終わり、以後は持ち逃げ世代になってしまったと。持つものは、持たないものに対して、それをどう役に立てるかを考えるべきだと。

今日は、『呪いの時代』という本を買い、サインしていただきました。猫のイラストを、お名前のそばに描いてくださいました。

巷にあふれる嫉妬や妬み、焦り
すべては自らにかけた「呪い」から始まった。
他者への祝福の言葉を贈ることこそが、自分を愛することにつながる
呪いを解く知恵は、ウチダ的“贈与論”にあり。

他者を祝福すること、「おはよう」という言葉かけでもいいのです。まずは、子どもたちにたくさんの祝福のことばかけをしていこう!!家族にもですね。(やりにくい~)

内田先生の講演に、また来月も行きます。次は、「お金のいらない世界がやってくる?」です。とても楽しみです。

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