ゲストティーチャーは、警察官OBでした。言葉が温かった~。学ばされました。
今、非行の中心は、中学生。5年生にその防止のための教室をしてくださいました。
男性2人で、人形劇をしたり、じゃんけんゲームをしたり、楽しい中にも緊張感がありました。
①万引き②たばこ・お酒③夜遊び・・・すべて非行の入り口です。
100円の消しゴムを万引きしても、5000円のゲームを万引きしても同じ犯罪であること。見張りをするのも窃盗、断る勇気を持とうというメッセージは、確実に子どもたちの心に届きました。
また、大阪府には「青少年健全育成条例」があり、16歳未満は午後8時以降に正当な理由なく出歩くのは禁止されているということも知りました。少年法で14歳までは守られているといっても、少年院に送致されることもあるのだということも知りました。
「先生は、少年院に行ったことがある」
卒業論文は、「少年非行と欲求不満耐性」。一般の高校生と少年院の子どもたちの「がまん強さ」を調べたのです。心理テストを作り、有意性があるかを計算しました。院の子たちは、がまんしにくい傾向があると出ました。
勇気・我慢・思いやり・・・みんなの心の中の天使が、悪魔に勝ちますように。
優しく強い気持ちが育ちますように。
思春期の子どもたちが健全に育つ環境になるよう、私たち大人が気付いて動けますように。犯罪の芽は摘み取る、芽が出ないような土壌をつくる・・・大人も忍耐強く頑張る必要があります。