西宮ライフスキル研究会

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感動をありがとう・・・『感謝と友情』がテーマの神戸マラソン

投稿者:かっしー

今日は雲一つない晴天が広がる中で、第二回神戸マラソンが開催されました。

私は、県職員として参加。「交差点責任者」という業務に携わりました。主な仕事は交差点に立ち、通行規制を歩行者にお知らせしたり、ランナーをトイレに誘導したりすることでした。配置された場所では、何のトラブルもなく他のスタッフの方々もいい方ばかりで、大変楽しくお仕事できました。今回、研修所からは6人業務に派遣されたのですが、他の職員は通行人から怒鳴られたり、寒かったりで中々大変だったそうです。私はやはり、どんな場面でも「ついてる・ついてる」のだと確信しました。

私が身につけているジャケットはスタッフ用で、スポンサーであるアシックスから提供されたものです。KOBE MARATHON2012とプリントしてあり、カラーは黒・黄色・オレンジの3色で、県市職員は黒色。他のスタッフからも「黒はかっこいいわね」と羨ましがられました。

実は今回の神戸マラソンには夫がクォーターの部に参加していました。昨年、身体をこわし、健康回復のために始めたウォーキングが、いつの間にかジョギングにかわり、神戸マラソン初出場を目標に今日まで頑張ってきたのです。しかし、1ヶ月前から左足首を痛め、普通に歩くのも困難な状態で、出場も危ぶまれたのですが、最悪、痛み止めの座薬を使ってでも走ると強い決意でのぞみました。私が任務に就く場所はスタートから3キロ地点でした。歩行者の誘導をしながら、ふとランナーの集団に目をやると、顔を歪め足を引きずりながら懸命に走る夫の姿が目に飛び込んできました。出会えるのは二万分の一の確率です。思わず「もうリタイヤしていいよ」と声をかけましたが、「大丈夫や。いける」と駆け抜けて行きました。その後ろ姿に「頑張れ!!」と励ます事しかできませんでした。業務終了後息子と合流し、フィニッシュ会場に向かう途中、夫から無事完走したという連絡が携帯に入りました。スタート前に入れた座薬が効いたようでした。息子と一緒にフィニッシュ会場である須磨浦公園に駆けつけると、完走したものだけが手にするメダルとタオルを誇らしげに掲げる夫がいました。

フィニッシュ会場は完走したランナーたちの輝く笑顔・笑顔・笑顔の花が咲き、眩しい限り、そこに居るだけで幸せな気分になりました。

走り終わった夫が興奮冷めやらぬ表情で「沿道の声援がものすごく力になった。走ることが病み付きになりそうだ」と話してくれました。沿道の声援がランナーたちを後押し、どんな苦しみをも乗り越える力に変えてくれるのだと感じました。

今年の神戸マラソンのテーマは「感謝と友情」でした。参加したすべてのランナーたち、応援するすべての人々が、きっと心からの「感謝と友情」を実感したに違いありません。

 

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