西宮ライフスキル研究会

ブログ

「大事なのは勝ち負けではなく、自分の言葉を持つこと」

投稿者:おっちー

5年生漫才グランプリ!!

学年最後の参観は、漫才学習のまとめとして、発表会をしました。
これまでに、学級での発表3回、1・2・3年生向けに3回、松竹出前授業2回を合わせると8回も発表の場がありました。朝の会では、日直による「ニュース漫才」を毎日しました。

子ども達は、「大人向けやからネタどうしょう~」と、ネタ合わせに一生懸命でした。

A「どうもどうも~、○○です」
B「かわぁうぃね~。○○です」
C「○○です」
ABC「三人合わせて、YNOです。いぇ~い!」
A「なぁなぁ、どんな、ことわざ知ってる?」
B「ももクロ3年、柿8年」(笑)
C「何でやねん、ももクロはクローバーZやろ」(大笑)
A「何でやねん、桃栗3年、柿8年やろ!」(笑)
B「隣の柿は、よく客食う柿だ」(笑)
C「何で柿が客食うねん」(爆笑)
A「柿が人食ったら、こわいやろ」(大笑)
B「うるさいものには、ふたをしろ」(爆笑)
C「ふたできるか、フォー」(大笑)
A「臭いものは、ふたをしろやろ。もうええわ」
ABC「ありがとうございました」(拍手喝采)

ビデオカメラを持って、最初から最後まで撮影しておられる保護者もいました。

漫才を授業でやって苦情が来ないか、ちょっと不安でしたが、ここはもうウンチクなし。5年生担任2人による「担任ズ」の漫才から26組、64人が漫才をやりきりました。ひと組1分程度ですから、少し時間が余りました。

保護者と子ども達が向き合って、感想を言い合うシェアリング。保護者は、3名話してくださいましたが、どの方も「面白かった」「上手だった」「ネタがいろいろで工夫されていた」などと、お褒めの言葉をいただきました。

子ども達も大満足。「5年生漫才グランプリ」と銘打った割には、1位を別に決めるわけではなく、担任は「みんながグランプリ!」と、言い切っていました。投票すれば、自分達が1位だったと言ってくる子もいましたが、「自信があるのは、いいねぇ。君たち、面白かったよ~!」そう言うと、満足そうに廊下に出て行きました。

その子のその日の「自学ノート」の文章です。

<漫才の復習>
 漫才は、みんなが笑ってくれて、うれしかった。
 漫才をやってみて、自分でネタを作る楽しさと、みんなに笑ってもらううれしさを知った。前のネタよりも今日のネタの方が、受けてた。自作のネタで勝負出来たと思う。
 漫才グランプリだから、投票したいと思うし、投票したら1位になれる自信もある。でも、大事なのは勝ち負けじゃなく自分の言葉を持つことだと思った。
 これからもみんなを楽しませる漫才をしたいです。

「大事なのは、自分の言葉を持つこと」、名言です。漫才学習を通じて、シケターズの彼は、それを経験として得たんです。すごい。そんな指導はしていません。素晴らしいです。歴史漫才をした彼は、将軍同士の戦いをお笑いにしました。

邪気がなくひたむきに取り組む子ども達の漫才は、本当に感動します。素敵です。

さて、この漫才学習を3学期の修了式後に大阪市のピア・サポート活動の祭典、「子どもフォーラム2013」で発表しようと思っています。大阪市内の小中学生が集まります。発表するのは、子ども達。希望した12名の子を連れて行きます。どんな発表ができるのか・・・。挑戦は、まだまだ続きます。

にほんブログ村 子育てブログへ