西宮ライフスキル研究会

2014 6月

「失敗」をリフレーミングすると、「発見」になる。

投稿者:おっちー

「教室は、まちがっていいところだから、勇気を出して、手を挙げよう」と、言い続けてきました。

本田圭佑選手は、「10回のうち、9回間違えても1回成功すればいい。何もしないのが良くない。何もしないと、成功する可能性がなくなる」と、言いました。

エジソンは、「ほとんどの人の弱点は、ほんの1、2回の失敗でやめてしまうことなんだ」「わたしは、今までに一度も失敗したことがない。電球が光らないという発見を今まで2万回したのだ」と、言いました。

 

そんな風に子どもたちに伝えてきました。

自分もたくさん失敗して、思い直したり、詫びたりして、やってきました。

がんばれ、みんな!!と思ってきました。

 

が、ちょっと痛い失敗をしてしまいました。

ある会でのこと。「今日の主賓は、実習生の○○さんと誕生日の○○さんです。」と隣の席の方が、言ったので、乾杯の際に、「お疲れ様~。お誕生日おめでとうございます!!」と元気よく言った私。途端に隣席の先生に口を抑えられ、周りはしらっとする空気。

なんと、サプライズのケーキが用意されていたのです。

会も半ばの何ということもない瞬間にそれは登場して、誕生日の○○さんには涙を流していただくはずだったの計画があったのです。

Oh.No!!!

知らなかったでは、済まされない失態!!!

翌日は、がっくりな残念な気持ちで落ち込んでしまいました。

そんな日は、パソコンに向かって仕事をやりつづけるに限ります。仕事はいいお薬になることもあります。

子どもたちもこんななんでしょうか。私がいくら「失敗しても大丈夫」と言ったところで、失敗は痛いものなのですね。

エジソンや本田選手も辛い辛い日々を通過して、だからこそ名言として残ったのでしょう。

 

失敗は成功のもと、めげずに立ち直って、皆さんに謝るところから始めよう。

エジソンのように「失敗」をリフレーミングして、「発見」として捉えてみれるかな。

次は、サプライズを成功させる側の人になります。

 

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タフ and クリーン

投稿者:おっちー

運動会の練習後の朝礼台の横で、いい大人が大爆笑しました。

 

とある日の図工の時間、クレパスの箱の中からハエの赤ちゃん、蛆虫がわんさか出てきたのです。

その学級は、近頃ちょっと臭っていたそうで、朝から窓を大きく開けて換気していたそうです。

それは、食べたくない給食を机の中のお道具箱の中のクレパスの箱の中に入れていたことが原因だったのです。そこに、ハエが侵入して、卵を産んだのでしょう。話を聞けば、その机の使用者は、蛆虫の存在に前から気付いていたようです。

机は、即教室から出されて、消毒。教室はバルサンをたいて、その後は大掃除されていました。

鳥肌が立つようなお話でした。

で、その机の使用者さんは、一瞬反省を見せたものの5分10分後には超ご機嫌様なのでした。

それは、いろいろな注意を受けた際にも同様で、一瞬反省のポーズをとって5分10分後にはご機嫌様になれるのです。大きな笑顔です。

で、それは「文化の違い」かな、と話していました。他国からの転入生で、いろいろなルールが違うからかな、と受け取っていたのです。私たち。

でも、気づいたのです。「ルールの違い」ではなく、「何があっても動じないそのタフさ」その精神こそが、かの机の使用者さんの身に付いた国民性ではないか、ということに。とにかく、自尊感情が高いであろう雰囲気があるのです。怒られてもすねたり、カラに閉じこもったりはなくて、5分10分後には、秋の晴天のごとくの晴れ渡ったお顔になるのです。その何にもめげないタフさこそ、国民性ではないかと。

「何があってもへこたれない、そのタフさを私達教員こそ、見習いたいね」

「でも、日本でやっていくなら、そのタフさに勤勉さとか規律正しさが加われば最強なんじゃないかな」

「きっと大物になるよ」

「そう、タフさとクリーンさでね」

「お~」

「私達教員もタフandクリーンでね」

「すごい教訓を教えてもらったね。蛆虫事件で」(4人大爆笑、鉄棒で遊んでた子達の???な顔)

その後、教室でハエが飛んでいるとちょっと怖くなりました。卵は、外で産んでね。

※そうそう、国民性と決め付けるのは正しくないかもしれません。そのことも押さえておきます。     机の使用者さんの持ち味という可能性もあります。

 

さて、来週は,兵庫県立和田山高校でライフスキルの講習をします。対象は、高校生310名です。

私は、ドリカムのプログラムをします。海外の高校生と比べて、日本の高校生の自己肯定感は低いです。夢と自分を信じて、いい人生を送ってもらえるよう願っています。

 

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