西宮ライフスキル研究会

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教育カウンセラー講座の3日間!

投稿者:おっちー

今年も冬休みの始まりは、神戸女子大学でのカウンセラー講座に参加しました。(午前3時間+午後3時間)×3日間です。

1日目は、岡田弘先生の「サイコエデュケーション」や粕谷貴志先生の「学級集団分析尺度」。

私たちのライフスキルもサイコエデュケーション(心理教育)です。心理学は、科学です。客観的な実証に裏付けされているのです。カウンセラー協会兵庫県支部長の荒堀浩文先生に「私達は、科学者と言っていいんですか」と、伺ったら、「そぐわないなぁ~。僕は、臨床実践家と言ってるよ。」とおっしゃいました。残念、白衣の科学者にあこがれていましたが・・・。

2日目は、鈴木由美先生の「論理療法」と「ソーシャルスキル」。「人間関係を作ることは、学習と同じくらい大切。子ども達が学習不足や経験不足でスキルが育っていないなら、教えてあげればいい。」と、力説されました。同感です。私達の研究会は、そのように必要なスキルを体験により身につけることを考えています。

鈴木先生の専門の認知行動療法は、考え方を変えることで、悩みを解消したり、行動変容できるという理論で、海外では今やカウンセリングの主流です。ライフスキルのプログラムには、未来志向のソリューション・フォーカスト・アプローチが、入っています!(日本では、まだ来談者中心のカウンセリングが、主流です。)

今日は、最終日で菅野純先生や協会会長の國分康孝先生の講座がありました。不登校の講座の中で、菅野先生は「教師異人論」を話されました。お父さんでもないお母さんでもない、普通の大人でもない、異人としての教師が、子ども達のプラスの学校体験をサポートしようというものです。学生の頃、教員は聖職者と習いましたが、今は異人なんですね~。

國分先生は、教育カウンセラーにとって一番大切なことは、子どもとのリレーション(人と人とのつながり)だとおっしゃいました。そして、教育現場をよく知る教育カウンセラーが学校現場では、有効であると。治すのではなく、”育てるカウンセリング”をするのが、私たちの仕事だと再確認しました。

三宮からポートライナーに乗り、海を渡って通い、いい気分転換になりました。今年は、上級カウンセラーに合格し感謝するばかりでしたが、出産したばかりの母親と同じで、これから研鑽を積んで上級カウンセラーになっていくのだと思っています。

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