ひょうご講座の最終回は、相澤直樹先生による文章完成法(SCT)でした。
文頭の言葉に続けて、文章を完成させる心理検査です。
「私の失敗は・・・」など、文頭の刺激語に続けて60の文章を作る宿題が出されていました。朝5時に起きて、やりました!
文章を完成する中で、人生のテーマが投影されるという心理検査です。
「私の知りたいことは、・・・人の命の不思議さだ。命はどう始まり、どうなっているのか。精神は体とともにあるのか。また、どういきていけばいいのかということも」
「世の中・・・いつもいいことばかりでない」
「家の暮らし・・・は、自分のペースで自由にやっていけるので、気が楽である」
こんな感じです。人生のテーマは、ひとそれぞれですが、30歳までは自分のこと・60歳までが仕事のこと・70~80歳が死・・・だいたい年代に沿うもののようです。「仕事と家族と命」が、今の私の人生のテーマでしょうか。
この投影法は、臨床の場で用いられることが多く、情動的側面としては①分裂気質(統合失調症)・・・孤高さ②循環気質(躁鬱)・・・気分屋③粘着気質(てんかん)・・・こだわり④ヒステリー気質・・・派手⑤神経質(ノイローゼ)・・・心配性、の5つ視点があるそうです。③が近いかなぁと思ったりして。
途中、午後2時で退出しました。その後、修了式・懇親会があり、立派な証書が授与されたそうです。あっちゃんが、メールで伝えてくれました。
発達科学部の朴木教授は、「グローバル化ゆえの葛藤が起こるので、それを争いや暴力でなくどう乗り越えるかが大切」と、挨拶されたそうです。外交的にタイムリーな内容です。所属している大阪市国際理解教育部では、多様性を受け入れること(多文化共生)を薦めています。そのために、健全な自尊感情が必要なのです。「I am OK.→ You are Ok.」なのです。個vs個も、国vs国も。
そして、ひょうご講座の丹羽所長が、この講座がブログで紹介されていると言っておられたそうです。わぉ~、私達のブログのことでした!!一流講師陣による臨床心理学講座をありがとうございました。とても贅沢な学びでした。
六甲祭でにぎわっていた神戸大学をあとにして、梅田へ。『断捨離』著者のやましたひでこさんの講演です。(NHK文化センター)8月から申し込んでいました。
今年の流行語大賞にノミネートされている「断捨離」は、仏教用語ですが、無意識にためられた物の整理をしようということで出版され、話題になりました。
やましたさんは、カウンセラーです。本は2冊持っていて、私も家を何とかしたい一人として、興味深く読ませてもらっていました。そして昨年、食器洗い機とガス炊飯器と大型のオーブンレンジを断捨離して、日々のごきげんさを実感していました。
やましたさんは、とても魅力的で話によどみがなく、わかりやすく話をなさる方でした。
私をぐっとつかんだのは、片づけをすることで、セルフイメージの枠が広がり、自己肯定感が高まるという話でした。
捨てて困るとかそんな細かいことより、人生を俯瞰して、自分のセンサーのさびとりをすることこそが大事と言われたのです。そのセンサーは、誰もが内にすでに持っている「内在知」であり、命そのものであり、内在知を働かせて人生を自由自在に生きようというのが主旨なのだとわかりました。
良かった~。物の整理というより目的は、「健康・安全 安心・元気 解放感・爽快感」で、断捨離は手段です。
本よりも本人ですね。百聞は一見に如かずです。
新しい梅田オフィスビルにNHK文化センターが移転しての特別講座でした。「きくち体操」の菊池和子さん、「骨盤ウォーキング」の谷英子さん、「自分ブランドを作る3つの方法」中谷彰宏さん、どれも満足度満点でした。内容もトークも素晴らしかったです。
~求めよ、されば与えられん~ 「学びは楽し」の秋でした。