西宮ライフスキル研究会

2010 1月

今日は息子の成人式でした!!

投稿者:かっしー

 今日は私の息子の成人式でした。

しかし、男の子の成人式って味気ないですよね。

服は大学の入学式用にあつらえた春物のスーツでした。

朝、10時に起きて来て、準備を始めたのですが、着替え出してから「お母さん。ズボンの下にはくスキー用のタイツがない」。と言い出し、2人で探すが見当たらず、母は近くのスーパーへ買いに走りました。(春物のスーツだから薄いし、必ずタイツを用意しておいてねと念押ししてあったのに・・・何にも用意をしていなかったのです。)

そして、いざ出発という時になり

「あっ。革靴。この間学祭でスーツを着た時、大学の部室に忘れてきたかも・・・」。とあっけらかんと言う息子。

オイオイオイ。まさかスニーカーでは行けないぞ~。

あわてて、靴箱をひっくり返し、夫の古い革靴を発見。サイズは小さいけれど、靴墨を塗ると古くてもピカピカに光る。「会場へ行く途中ではるやまに寄って買おうか?それともそんなに歩かないだろうからこれで我慢できる?」ときくと「大丈夫。これでいいよ」。と優しくほほえむ息子。

「ちゃんと昨日までに確認しとかんかい!!」と言いたくなる気持ちを抑えて「ありがとう」を言う優しい母。

 何とか準備を終えて自宅の前で母と記念撮影をして会場である兵庫県立総合体育館へ向かいました。P1110013

会場へは私が車で送って行ったのですが、やはり目につくのは女の子の晴れ着姿でした。

二年後には娘が成人式を迎えますが、残念ながら彼女からは「成人式なんか行かないよ」と宣言されているので、娘の晴れ着姿は見ることができそうにありません。

おっちーのところも今日はお嬢さんが成人式でしたね。

晴れ着姿。きっと艶やかであったことでしょう。今日はご家族でお祝いかな?

我が家の息子は、式のあとそのまま同窓会に行き、いまだ帰らず、夫は仕事のため一日不在で、母と娘はカレーライスで夕飯を済ませ、なんともあっけない成人の日でした。

私は自分の成人式の時、親に着物が着たいと言えず、スーツも持っていなくて、結局出席することができませんでした。親には「成人式なんてくだらないから行かない」と強がりを言い、遠くから同級生たちの着飾った美しい姿を寂しく見守ったので、我が子の成人式だけは思い出深いものにしたかったのですが、加島家の成人式はこれにて終了となりました。

うちの変わり者の娘が「成人式に行くから着物がほしい」。と言ってくれることを今は願っています。

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自分を愛する(好きになる)方法

投稿者:おっちー

かっしーのブログを受けて、私も一生懸命考えました。自分を好きになる方法・・・。

<レベル1>幸せになり、生きる力を高めるには、自分を好きになることが必要なのだと理解し、好きになる決心をする。→心理学は、科学です。客観的な裏付けのあることなのです。

<レベル2>完璧な人間はいないのだと諦観すること。→それぞれの人に持ち味があり、いいところも至らないところもあるのは、当然なことです。多様性に支えられて、自然は成り立っています。人も自然の一部です。社会も人の多様性によって成り立っています。あなたの持ち味は、社会を支えているのです。

<レベル3>自分のよさを探すこと。→自分の持ち味を生かすことを考えます。自分を生かせる場所に自分を置く。

<レベル4>自分は、かけがえのない人なのだと知ること。→自分の代えはいないのです。自分を大切に。

<レベル5>他の人のよさを見つけること。→違っていることを認めて、たとえ馬が合わなくても、否定せずに、ありのままを認めること。

<レベル6>他者支援。→誰かの役に立つということは、喜びです。

<レベル7>私は、私。→自分の美学は、大事です。

ライフスキルの基盤は、自尊感情で、自尊感情を育てるプログラムを、開発してきました。自分を好きになることに注目され、ライフスキルの研修にきてくださったことに感謝します。

でも、「好き」は、感覚的な感じがします。だから、自分を「愛する」という表現の方が、ぴったりくるように思います。「愛する」は、意思的で行動的な感じがします。どうか、難しいでしょうけど、やりがいのあるこの課題に挑戦し続けていただきたいです。

実は、この私もかっしーに「おっちー、4人の中で一番ネガティブ~!」と、言われています。だから、いつも志を立て直しながら、一生懸命がんばっています。

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凶はめでたし!逆転の発想!

投稿者:かっしー

 今日、同僚と食事をしていて、初詣の話になり、一人の同僚が

「おみくじを引いたら“凶”だったから、夫にも引かせたら同じく“凶”やってん。なんか新年早々いやな気分やわ~」と話してくれました。

新年早々“凶”なんておみくじで引くと、ショックですよね。

私も、10年以上前に一度“凶”を引いてしまい、その年一年間、何か嫌な事や辛い事があると「やっぱり“凶”なんかひいたからや」とおみくじのせいにしていました。

これは“思い込みの心理学”といって、「凶だったから何か嫌な事があるにちがいない」といつも考えていると、悪いイメージしか頭に浮かばず、結果的に悪い事を呼び寄せてしまうということです。

このことがあって以来、私はもう一生おみくじは引かないと決めました。そんな事に振り回されるくらいなら引かないほうがましと考えたのです。

ですから、おみくじに関わらず、細木和子さんの占い本も読みません。「あなたは今年から3年間、大殺界にはいります」なんて書いてあったら、いくらポジティブな私でもショックを受けると思うからです。

そんなおみくじの話をしながら、ふっと、ある本に書かれていた文章を思い出しました。

その本というのは「随想 言の葉 ~日本の山河を愛して旅して~」(文芸社 ビジュアルアート出版)です。

この本は、私の昔の同僚で、現在高砂市内の小学校に勤務している林 和也先生の著書です。

その一説をご紹介します。

         凶はめでたし逆転の発想

 私は、言葉のエネルギーの解明に生涯を捧げられた東京の小田野さなえ先生のこんな言葉を思い出します。

「林君。凶という字は本当はいい字なんですよ」。「中にはメ(名・命=ことばといのち)が入っていて、全部の方向が塞がれていないでしょ」「下をみてもだめ、右も左も壁になっているでしょ、でも、唯一あいている方向があるでしょ」「それは上=天ですよ、大きく挫折したり、絶望した時こそ天(大自然)に自分の意識を向けていけば幸運がつかめますよ」。

そんなにいい字だからこそ、人間の可能性の原点である「脳」の中にも「凶」がつかわれているのですね。

「凶」をこのようにとらえると全然いやではないですよね。私はこの素敵な言葉を林先生から頂きうれしくなりました。

この本を謹呈くださった林先生。とても素晴らしい本をありがとうございました。

 ちなみに、年末の大掃除のとき、棚の上からポロッと落ちてきたおみくじがあって、みると「大吉」!?

家族に「これ、だれのおみくじ?」と尋ねると、夫が「ああ。それ今年の初詣に西宮神社で引いたみくじや」と一言。私はそれをきいて「やっぱり。おみくじって当てにならんね。だって、あなた、今年最悪の年やったやんね。ゴールデンウィークに吐血して救急車で運ばれて、お酒もタバコも飲めなくなって。いいことなしやもんね。何が大吉よね~。もうおみくじなんて引かんとき~」と言いいました。

しかし、懲りない夫は、今年も西宮神社へ初詣に行きおみくじを・・・それも鯛みくじとかいう、鯛の口に挟まれた300円もする(通常100円)おみくじを買い、今年は「吉」やったと単純に喜んでいました。

まあ。おみくじを引いてどんな結果でも笑っておしまいにできるのが一番いいのかも知れないですね。

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「自分のことを好きだと思えない」というあなたへ

投稿者:かっしー

 昨日の淡路でのワークショップのシェリングカード(振り返りアンケート)の中にこんな感想がありました。

本当は、自分を好きになる、それを知りたくて来ました。でも「難しいことだ」と感じて終わったのが残念でした。

 この方は、自分を好きになりたいと思っているのだけれど、それが出来なくて、悩んでおられるため「難しい」と感じられたようです。

でも、“自分を好きになる”ことを学ぼうとされていることは素晴らしいと思います。

ただ「難しい」と思っていては、きっといつまでも自分を好きにはなれないと思います。なぜなら、自分を好きになるのも自分の気持ちですし、難しいと感じるのも自分の気持ちです。

私は「ケチで、短気で、おっちょこちょい」です。でもそんな自分が大好きです。

「ケチ」は「お金を大切にすること」ですし「短気」は「行動派」。「おっちょこちょい」で失敗も多いけれど、失敗の分だけ学びや助けてくれる人との出会いも多いのです。そんな自分を好きと思うのも、自分は「けちで、短気で、おっちょこちょいだから嫌い」と思うのも、全ては自分の気持ちしだいなのです。

物事のとらえ方を変えること(リフレーミング)が人生を幸せに導く方法なのです。

自分を好きになることが難しいと思う方は、毎日呪文のように「私は私が大好き」もしくは「きっと私は私のことを好きになれる」と唱えてください。

「きらい」という場所(視点)で自分を見つめたら、自分のいやな部分にしか目は行きません。

「すき・素敵・最高!!」という場所(視点)で自分を見つめたら、自分の良い所がどんどん見えてきますし、いやな部分も「まっいいか。こんなところがあってもOKよ」と思えるようになります。

自分のまわりで起きていることは、全て自分が呼び寄せているのだということ。

何事も自分の気持ち次第であることを知ってほしいと思います。

今、ここにこうして生きている。それだけでもOKなのではないですか?

そんな自分をほめてあげなきゃ。好きでいなきゃ。

私はそう思います。

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兵庫県教育心理研究会淡路支部研修会での素敵な出会いに感謝!!

投稿者:かっしー

 今日は、淡路の洲本市でワークショップを行いました。P1060065

全力投球の後の心地よい疲れから、今、とても眠くて頭が回らないのですが、今日の素敵な出会いについて、その感動を今日のうちに伝えたいと思い書き始めました。ですから、所々文脈が乱れるかもしれませんがお許しください。

参加者は26名。中には始業式を終え、駆けつけてくださった先生方もおられました。日ごろから教育心理研究会で学習しておられるお仲間とあって、とてもわきあいあいとした雰囲気に包まれた中でのワークショップになりました。

 まずは、私がファシリを務めてグループわけのための「バースディーチェーン」というワークを行いました。これは誕生月日順に無言のノン・バーバルなコミュニケーションを使って1重の円をつくるワークです。さすが、教育心理を学ぶ皆さんです。1分20秒ほどで並ぶことができました。本日、お誕生日の方はおられなかったのですが、4日に誕生日を迎えられた方へ、私からささやかなプレゼントをさせて頂きました。

 次によっしんがファシリを務め「ニックネームの紹介」と「今の私はどれ?」というアイスブレーキングを行い、グループ内でのコミュニケーションをはずませるワークをしました。

その後気持ちの言葉をあらわす言葉をブレーンストーミングで出し合い「感情パズル」で気持ちを表す言葉みつけの競争をしました。このワークは子どももおとなも楽しく必死になるワークです。

あっちゃんにファシリが替わり行ったワークは「自分カルタ」です。P1060067自分のちょっとネガティブな性格を選び3つのカードに書き出します。そしてそのイメージを絵に表します。その後、その中の1枚をお隣の方と交換し、ネガティブをポジティブに変えて言葉を書き添えてもらいます。みなさん。自分の性格をとても上手に絵に表現されててすごいなと絵が苦手な私は思いました。そのワークの感想をシェアリングカードにはこのように書かれてありました。

・自分カルタでは自分の短所をこのように肯定的に書き直してもらい大変うれしかったです。

・短所も見方をかえると長所だと改めて気がつきました。子どもたちにもすぐに使えるワークだと思いました。 など

休憩をはさみ、おっちーの出番です。おっちーが「ライフスキル」の概念について詳しくレクチュアーを行い「ハートビーイング」のワークを行いました。各個人個人に真ん中にハートの書かれたワークシートを配り、はーとの外側には「人から言われていやだった言葉」ハートの内側には「人から言われて嬉しかった言葉」を書きました。その後ハートの型紙にその言葉を一つずつ書き、模造紙に貼り付けていきました。嬉しかった言葉は「ありがとう」が一番多かったです。これは子どももおとなも同じです。

最後は私がイメージトレーニングと自尊感情のレクチュアーをしました。肯定的にイメージすることや夢は叶うと信じることが大切であると実感していただけたようでした。シェアリングカードにはこのような感想が書かれていました。

・イメージトレーニング最高!!常によいイメージを持って生きる事の大切さを痛感した。

・プラスイメージの大切さを確認し、これからの生活に活かして生きたい。    など

そして、締めはよっしんによる「イメージカード」です。自分のグループのお隣の方のイメージを「道具・花・色・動物」など何かにたとえて書き、その理由を添えるものです。全体シェアリングでは「あなたを道具にたとえると“風呂敷”です。その理由は、私の短所も長所に換え、すべてまるごと包み込んでくいれる優しさを感じたからです」と、自分あてのメッセージを発表して下さった方がおられました。

 3時間という長い時間でしたが、楽しくあっという間に時間が過ぎていきました。

今日の出会いをコーディネートしてくださった、西野先生をはじめ幹事の皆様。

ほんとうに素敵な出会いをありがとうございました。

また、淡路でお会いすることができたら嬉しく思います。

 

 

 

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