西宮ライフスキル研究会

ブログ

魅惑(309m)の山 – 甲山を目指して

投稿者:よっしん

昨日は、六年生の子どもたちと一緒に甲山に登りました。

甲山画像1子どもの頃には、お弁当を持ってよくハイキングしたり、大人になってからはコーラスクラブの仲間たちと初日の出を見に登ったりしたこともある山です。
この甲山には、数本の登山道がありますが、昨日は神呪寺から一本東側の防火帯にある道を登りました。ヌルデやコナラやヤマウルシの紅葉が美しい時期です。途中下が六甲花崗岩(御影石)で、上が暗灰色の甲山安山岩という二つの岩石の境目がはっきりわかる場所がありました。子どもたちは、ドラマチックなその情景を目の当たりにして興奮気味でした。私も学生時代に地学巡検で採集した六甲花崗岩を偏光顕微鏡で見たときの感激を思い出しながら、登り続けました。六甲花崗岩が風化して、真砂(まさ)と呼ばれる砂になっている坂ではズルズル滑って、子どもたちは、「キャーキャー」言っていました。甲山画像2
また、チャートの小石層もはっきりとわかり、甲山が、すっぽりと海に沈んでいた時期があったこともわかりました。EWCのスタッフの方の説明がとてもわかりやすく、子どもたちは、興味深く聞き入っていました。「大学で岩石の勉強をしたいな」と言い出す子どももいて、フィールドワークの大切さと素晴らしさを再確認した半日でした。

帰校後、保護者に楽しかった様子を話すと、「私の田舎の香川県にもサヌカイト(安山岩の一種)という石が有名で、それで作った石琴は、素敵な音色がしますよ」と教えてくださり、岩石談義で盛り上がりました。

甲山画像3

にほんブログ村 子育てブログへ