西宮ライフスキル研究会

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ゆったりと時が流れていきます

投稿者:よっしん

定年後、時がゆったりと流れるような気がします。

DSC_0231八月上旬、隠岐の島を訪れました。親友は、持ち船で釣り上げたばかりのタイやシロイカ、サザエなどの新鮮な海の幸で、歓待してくれました。ロウソク島やトカゲ岩など、島の自然を楽しみながら、ぐるっと巡りました。

八月下旬、岡田淳先生お勧めの奥入瀬を訪れました。星野リゾートのハートフルな心遣いに感激しながら、渓流に沿って、十和田湖を目指して、歩きました。

DSC_0285そして、昨日は近江八幡に行きました。琵琶湖にしか棲んでいない魚介類で料理した琵琶湖八珍(ビワマス・コアユ・ニゴロブナ・ハス・ホンモロコ・イサザ・ビワヨシノボリ・スジエビ)を味わうイベントに参加するためです。ビワマスの造りやハスの酢漬けなど、素材を最大限に生かし、あっさりとした味つけの品々でしたが、私は、イサザのジュンジュン(すき焼き)が一番美味しかったです。

海・川・湖…と、いずれも美しい水に触れ、水から大きなパワーを得ることが出来た旅でした。

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「失敗」をリフレーミングすると、「発見」になる。

投稿者:おっちー

「教室は、まちがっていいところだから、勇気を出して、手を挙げよう」と、言い続けてきました。

本田圭佑選手は、「10回のうち、9回間違えても1回成功すればいい。何もしないのが良くない。何もしないと、成功する可能性がなくなる」と、言いました。

エジソンは、「ほとんどの人の弱点は、ほんの1、2回の失敗でやめてしまうことなんだ」「わたしは、今までに一度も失敗したことがない。電球が光らないという発見を今まで2万回したのだ」と、言いました。

 

そんな風に子どもたちに伝えてきました。

自分もたくさん失敗して、思い直したり、詫びたりして、やってきました。

がんばれ、みんな!!と思ってきました。

 

が、ちょっと痛い失敗をしてしまいました。

ある会でのこと。「今日の主賓は、実習生の○○さんと誕生日の○○さんです。」と隣の席の方が、言ったので、乾杯の際に、「お疲れ様~。お誕生日おめでとうございます!!」と元気よく言った私。途端に隣席の先生に口を抑えられ、周りはしらっとする空気。

なんと、サプライズのケーキが用意されていたのです。

会も半ばの何ということもない瞬間にそれは登場して、誕生日の○○さんには涙を流していただくはずだったの計画があったのです。

Oh.No!!!

知らなかったでは、済まされない失態!!!

翌日は、がっくりな残念な気持ちで落ち込んでしまいました。

そんな日は、パソコンに向かって仕事をやりつづけるに限ります。仕事はいいお薬になることもあります。

子どもたちもこんななんでしょうか。私がいくら「失敗しても大丈夫」と言ったところで、失敗は痛いものなのですね。

エジソンや本田選手も辛い辛い日々を通過して、だからこそ名言として残ったのでしょう。

 

失敗は成功のもと、めげずに立ち直って、皆さんに謝るところから始めよう。

エジソンのように「失敗」をリフレーミングして、「発見」として捉えてみれるかな。

次は、サプライズを成功させる側の人になります。

 

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タフ and クリーン

投稿者:おっちー

運動会の練習後の朝礼台の横で、いい大人が大爆笑しました。

 

とある日の図工の時間、クレパスの箱の中からハエの赤ちゃん、蛆虫がわんさか出てきたのです。

その学級は、近頃ちょっと臭っていたそうで、朝から窓を大きく開けて換気していたそうです。

それは、食べたくない給食を机の中のお道具箱の中のクレパスの箱の中に入れていたことが原因だったのです。そこに、ハエが侵入して、卵を産んだのでしょう。話を聞けば、その机の使用者は、蛆虫の存在に前から気付いていたようです。

机は、即教室から出されて、消毒。教室はバルサンをたいて、その後は大掃除されていました。

鳥肌が立つようなお話でした。

で、その机の使用者さんは、一瞬反省を見せたものの5分10分後には超ご機嫌様なのでした。

それは、いろいろな注意を受けた際にも同様で、一瞬反省のポーズをとって5分10分後にはご機嫌様になれるのです。大きな笑顔です。

で、それは「文化の違い」かな、と話していました。他国からの転入生で、いろいろなルールが違うからかな、と受け取っていたのです。私たち。

でも、気づいたのです。「ルールの違い」ではなく、「何があっても動じないそのタフさ」その精神こそが、かの机の使用者さんの身に付いた国民性ではないか、ということに。とにかく、自尊感情が高いであろう雰囲気があるのです。怒られてもすねたり、カラに閉じこもったりはなくて、5分10分後には、秋の晴天のごとくの晴れ渡ったお顔になるのです。その何にもめげないタフさこそ、国民性ではないかと。

「何があってもへこたれない、そのタフさを私達教員こそ、見習いたいね」

「でも、日本でやっていくなら、そのタフさに勤勉さとか規律正しさが加われば最強なんじゃないかな」

「きっと大物になるよ」

「そう、タフさとクリーンさでね」

「お~」

「私達教員もタフandクリーンでね」

「すごい教訓を教えてもらったね。蛆虫事件で」(4人大爆笑、鉄棒で遊んでた子達の???な顔)

その後、教室でハエが飛んでいるとちょっと怖くなりました。卵は、外で産んでね。

※そうそう、国民性と決め付けるのは正しくないかもしれません。そのことも押さえておきます。     机の使用者さんの持ち味という可能性もあります。

 

さて、来週は,兵庫県立和田山高校でライフスキルの講習をします。対象は、高校生310名です。

私は、ドリカムのプログラムをします。海外の高校生と比べて、日本の高校生の自己肯定感は低いです。夢と自分を信じて、いい人生を送ってもらえるよう願っています。

 

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涙のお弁当

投稿者:おっちー

先日、夫が健康診断があり朝食を食べずに会社に行くというので、珍しく夫にお弁当を作りました。

すると、家族グループのラインで、

「今日、お弁当を会社でいただいたら、ありがたくてありがたくて涙が出たよ。」と。

あら~。有り合わせのもので、そんなに?!

娘には、平日は毎日作っていますが、夫には、結婚28年中たぶん2回目でした。

父に以前「なます(大根と人参の酢の物)」や「でんぶ(ごぼうと人参と煮干のきんぴら)」を宅急便で送ったときにも泣かれました。

食べ者の力は、すごいですね。人の心をふるわせるのですか__ (1)ら。

食育、大事です。

今年度は、松竹芸能さんとヤンマーさんとのコラボレーションで食育の出前授業をしていただく計画があります。1回目は、プチトマトの栽培を生産者の方から教えていただきます。2回目は、さつま芋を収穫した後の学習園の活用について教えていただきます。若手芸人さんのトークも入って、きっと楽しい食育になるにちがいありません。

育てた食材をいただくのは、子どもたちにとって意味深いでしょう。

とはいえ、トマト嫌いな子は、多いです。さて、育てたプチトマトを食べられるか、食べてどんな感想を持つのか、楽しみです。

一人ひとりが植え付けたプチトマトの植木鉢には、それぞれ小さな緑色の実がつき始めました。

 

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封印ことば

投稿者:おっちー

「ハートビーイング」の学習をすると、言葉の持つ力が分かります。

授業では、一人ひとりが書いた人を悲しませる言葉を実際に袋に閉じ込めて封印してしまいます。

そして、一人ひとりが書いた人に元気を与える言葉を1年間教室に掲示しておくのです。

 

先週、大阪市立関目東小学校の2年生にライフスキルプログラム「いいよん小学校探検」の飛び込み授業をしてきました。

授業前のひととき、その学級で、「無理~」という言葉が聞こえました。すかさず、「封印ことばやで」と誰かが釘を刺しました。言った子は、しまったという顔をしていました。

関目東小学校でも「ハートビーイング」の授業をしていたんですね。

 

でも、その封印ことばですが、始めは「し○」とか「ば○」とか「き○○」などだったと思うのですが、子どもたちの中で、「それはあかんやろ」と思えば、封印するというようになっています。子どもたちの判断で、封印の尺度が変化しながら暗黙の了解になっています。いつの間にか「嫌い」という言葉も入り、給食の際、食べ物を簡単に「嫌い」とは言わないようになっています。

生活科の時間に家で飼っていたハムスターが死んでしまった話をしたら、すかさず、みんな「先生、言っちゃた!」という反応です。そういうときは、「し○○になっちゃった」とみんなは、言います。

私が小さかった頃、そんな言葉を言うと、母から「縁起が悪い」と言って、言葉使いをたしなめられました。

日本では、「言霊」という考え方がありました、忌み言葉は使わない、という意識もありました。

言葉は、思考です。思考は、現実化するのです。そう思うと、言葉は、魔法のようです。

いい魔法を使って、いい人生をつくってほしいと願っています。

 

 

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