西宮ライフスキル研究会

2009 10月

インフルエンザ予防とマスクの効用

投稿者:かっしー

 今朝の新聞に「105学級閉鎖!!」という見出しで、ずらっと6市1町プラス県立学校で閉鎖された学校名とクラスが発表されていた。

本当に大変な状況である。

本校も9月始めから今日まで、感染者がゼロになった日はないが、今のところ学級閉鎖をしなければならないほどの流行はない。しかし油断は禁物。1人でもクラスに感染者がでると、翌日にはいきなり5人ほどに感染が拡大してしまったりするからだ。

もう。10月。そのうちに季節性インフルエンザの流行期もやってくる。そして、新型と季節性型がごちゃまぜになった中で、今より多くの人たちが感染するのであろう。

どちらにしても、まずは自己防衛が大切である。各自が自分で自分の身を守る意識さえいっかり持っていれば、それほど感染を恐れる必要はない。

私は例年、11月1日から3月25日まで徹底してマスクを着用している。

今年は新型インフルエンザの影響で例年よりう~んと早く、9月1日からマスクの着用を始めた。

私がこのように徹底してマスクを着用するようになったのにはわけがある。

私は子どもの頃から喉が弱くて、毎年3~4回は風邪を引いていた。

ちょうど7年前の11月、早々に風邪をひいてしまったのだが、その時学校長からこのような事をいわれた。

「養護教諭のくせにもう風邪ひいたんかぁ?」。

「養護教諭のくせに・・・」という言葉は、まるで「あなたは自己管理もできないのか」と責められているようで、悔しくて悔しくて「もう絶対に風邪はひかない」。そう決意し、私のマスク人生は始まった。

11月から3月まで、マスクを外すのは食事の時のみ、睡眠中もマスクをした。(但し、就寝時にはつけていても、起床時にはどこかへとんで行ってしまっているが・・・)

このような徹底的なマスクの着用を実践した結果

私はこの7年間、一度も風邪をひいていない。

マスクは予防効果が無い等と言いきる人がいるが

それは大きな間違いだ。

マスクは風邪の予防に効果絶大。

喉粘膜の乾燥を防いでくれるのが最大の防御であるし、保健室では感染した子どもからの飛まつ感染を防いでくれる。また、常に鼻と口を覆っているので、ウィルスのついた手で触ることもなく、接触感染する機会も減るというわけだ。

昨日、おじゃました小野中学校では多くの生徒さんが自主的にマスクを着用されていた。

小学生の児童には着用を徹底させるのは難しいが、もし、徹底させることができたら随分流行は防げるだろうに・・・と思う。

マスクの効用。

これからも声を大にして訴えて行きたい。

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15歳の君に贈りたいメッセージ

投稿者:かっしー

  今日は“いのちの教育”の授業の一環で、小野市立小野中学校の3年生、244人に

15歳の君に贈りたいメッセージ ~あなたはあなたが好きですか?~』というテーマで講演をさせて頂いた。

午後からの一番眠い時間帯にも関わらず、皆真剣な眼差しで私の話を聴いてくれた。

「私は小学校で保健室の教師をしています。どこにでもいる普通の教師です。でもただ一つ違う所があります。それは、元不良少女だったということです」。という自己紹介に続き、私の生い立ちについて話をした。

小学生で喫煙、万引き、中学生でリストカット、高校で登校拒否、友人の自殺をきっかけに「こんな風に死んでいく子どもを作ってはいけない。苦しんでいる子どもと一緒に泣いたり笑ったりしてあげられる教師になりたい」。

ただただその一念で教師を目指したことを話した。

私は今回の講演で、子どもたちに一番伝えたいことは、「あきらめなければ夢は必ずかなう」という事だった。

244人の子どもたちに「皆さんは夢は叶うと思いますか?」と問いかけた。

すると、「叶うと思う」という答えに手をあげたのは3分の1ほどの生徒だった。

その少なさに、これが今の子どもたちの現実なんだと実感し、心理学者マルツ博士とナポレオンの言葉を伝えた。

心理学者 マルツ博士

   『人間の脳は現実の出来事と同じくらい鮮明に

      描いたイメージと区別できない。』

ナポレオン

 もし、あなたが負けると考えるなら あなたは負ける

  もし、あなたがもうダメと考えるなら あなたはダメになる

  もし、あなたが勝ちたいと思う心の片隅でムリだと考えるなら

                   あなたは絶対に勝てない

 もし、あなたが失敗すると考えるならあなたは失敗する

 世の中を見てみろ 

 最後まで成功を願い続けた人だけが成功しているではないか

      全ては心が決めるのだ

その後、実際にイメージ誘導を使ったイメージトレーニングを行った。

(このイメージ誘導の仕方はライフスキルの本に載せているので、興味のある方はご購入頂けたらと思う)

イメージトレーニングでは多くの生徒が成功した。

このことで、マルツ博士の言葉を生徒たちは実感したようだった。

                 ☆☆☆15歳の君に贈りたいメッセージ☆☆☆

  ○幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになる

  ○失敗はマイナスじゃない。

      失敗は、この方法じゃだめだとわかった1つの発見であり前進である

  ○世の中には成功と失敗だけあるわけじゃない。成功と“学んだこと”しかない

        そして・・・

              どうぞ生きてください。     

              どんなにつらい毎日が続いたとしても 生きてください。      

              夢はあきらめなければ必ずかないます。

              生きてください。    

              あなたたちは幸せになるためにこの世に生まれてきた

                   大切なこどもたちなのですから。

 

 今回の講演を企画して下さった、服部校長先生。養護教諭の前田先生に心より感謝申し上げます。

今回の私のメッセージが1人でも多くの子どもの心に伝わることができたなら本当に嬉しく思います。      

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1日遅れの中秋の名月に照らされながら・・・

投稿者:かっしー

 今年の中秋の名月は昨日だった。

しかし、厚い雲に覆われていて、残念ながら見ることはできなかった。

今、東の空にとても美しい1日遅れの名月を眺めることができる。

 明日。小野市の中学校で3年生の生徒さん240人の前で、いのちの教育の一環として「15歳の君に伝えたいメッセージ ~あなたはあなたが好きですか?~」というテーマでお話をさせて頂く。

私は子どもたちに“いのちの大切さ”を伝えるために養護教諭になったので

今回、講演依頼が来た時は大変嬉しかった。

しかし、今日まで保護者に対しては数多く講演をしてきた私も、中学生の子どもたちを目の前に話をするのは初めての経験。ましてや15歳といえば多感期、言葉も話の内容も慎重に選んで使わなければならない。

日が迫るごとに緊張感は高まり、珍しく逃げ出したくなる心境にまで追い詰められていた。

今日、午後からようやく、話の原稿作りとプレゼン作りに取り掛かった。もっと早くやればよいのに、向き合うことを避けていたのだ。

原稿に行き詰まり、ふと、窓の外に目をやると

とっても美しい満月が私を照らしてくれている。

その月をジーッと眺めていると、とても穏やかな気持ちになり

「いいんだよ。いつもの通りで・・・

あなたが子どもたちに伝えたいと思っていることを、そのまま言葉にすればいい。

子どもたちは必ずあなたの思いに耳を傾けてくれるよ。

大丈夫。大丈夫。すてきな出会いを楽しんでおいで」。

そんな風に励まされている気がした。

1日遅れの中秋の名月のエネルギーを全身にうけ

ようやく、さきほど原稿を書き終えた。

これをもう一度読み直し。

成功へのイメージトレーニングをして今日は休もう。

お月様。

明日、頑張ってくるね。

いい報告ができますように。

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子どもは親の“言う通り”に育たないけれど、親の“する通り”に育つ

投稿者:かっしー

 今日は夕べのてるてる坊主のご利益があってかとてもよい天気となりました。

      (決して私1人のご利益ではないと思いますが・・・)

夜中じゅう雨は降り続け、朝、5時半に目覚めたときも雨模様でした。

いつ止むのかしら・・・グランド状態は最悪だろうな・・・今日は無理かな・・・

そう思いながら6時半に自宅を出ました。

学校へ向かう途中で雨は止み、西から薄日がさしてきました。

職員室からグランドを見ると、あちこちに大きな水溜りができ、相当ぬかるんでいました。

グランド状況は最悪です。でも30分開始を遅らせてでも本日開催と決まりました。

それからが大変でした。

学校中の雑巾とバケツ、ちりとりを持ち、できた水溜りの水の処理です。

職員全員が総出で作業に取り掛かりました。

みんな汗だくです。

グランドの隅では朝早くから保護者(主に父親)が観覧席の陣取りに列をなしています。

まずは子どもたちが演技をするトラック周辺の整備を優先したので、観覧席の整備が最後になり保護者を入れる時間が遅くなりました。

待ちくたびれた保護者の列から「こんなに待たされるなら整理券くらい用意しろよ」。という声が聞こえました。

職員が懸命に開催に向け作業をしている姿を見ながら、そのような苦情を言う保護者がいることがとても残念でなりませんでした。

それでも、皆無言で作業を続けていると、列の中から数人の保護者の方が「手伝います」。と出てきてくださり、職員と一緒に雑巾でドロドロの水を吸い上げて下さいました。

子どもは親の“言う通り”には育たないけれど、“親のする”通りに育つといいます。

率先してお手伝いくださった親の子どもは、きっと困った人をみたら真っ先に助けに行く子どもに育つのだろうなと思いました。

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あ~した。天気になぁ~れ!!

投稿者:かっしー

 今日は午後から大荒れの天気となった。

明日はどうだろう。

市内の小学校では、明日土曜日かあさって日曜日に体育会が開催される学校が多い。

本校は明日開催予定である。

この不安定な天候のおかげで、体育部の教師は昨日今日と会議の連続だった。

ネットのお天気情報とにらめっこしながら、

『天気予報では早朝は雨でも開会時刻近くにやむような感じだ。ただ、前日から大雨の場合、準備を当日の朝しなければならない。 グランドの水を雑巾で吸い取る作業、テントを張る作業、ロープを張る 作業、全職員7時集合で間に合うか・・・開始時刻を何分遅らせることが可能か、プログラムの変更も視野に入れて検討しなおそう。変更するなら前日には保護者に知らせなければ、本当に雨は明け方にはやむのだろうか。もし、やまなかったら・・・」

4日の日曜日は晴れの予報だけに、決行か延期かなかなか結論がでない。

決定のタイムリミットは午後1時

管理職・体育担当者は給食を食べずに最終会議。

出した結論は「本日の準備はなし。明日、朝7時の段階の天気予報で、回復の兆しがあれば体育会は決行。それから準備にかかる。全職員7時集合。雑巾作戦開始。開会の時間を30分遅らせる可能性あり」。だった。

それが吉とでるか凶とでるか・・・。

終わってみないとわからない。

 さっき、久振りにてるてる坊主を作り物干につるした。

どうかてるてる坊主さま。

この雨が、明日の明け方までにやみますよに。

1ヶ月。毎日練習をがんばってきた子どもたちの笑顔を青空のもとで輝かせて下さい。

どうか、どうか、よろしくお願いします。

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